LRTKレフィクシア株式会社

大容量の点群OBJもドラッグ&ドロップでアップロード – クラウドで楽々管理

点群データの大容量化に伴う管理の課題

近年、建設や測量の現場ではレーザースキャナーやドローンによって非常に大量の点群データ(3次元座標点の集合)が取得されるようになりました。点群データは現地の地形や構造物を詳細に記録できる有用な情報ですが、そのデータ管理には依然として課題が残ります。従来は現場で取得した点群ファイルをUSBメモリや外付けハードディスクに保存し、社内PCへ持ち帰って保管・共有する方法が一般的でした。しかし、このやり方では以下のような問題が生じがちです。

  • データの分散と紛失リスク: 点群データが複数のPCやストレージに分散してしまうと、最新データの所在が分からなくなったり、最悪の場合データ紛失の恐れがあります。USBメモリなど物理媒体での受け渡しは、管理ミスによる紛失・破損のリスクが高まります。
  • 共有の手間とタイムラグ: チーム内や協力会社と点群データを共有するには、大容量ファイルをメール添付したりディスクで配布する必要があり、大変手間がかかります。現場で取得した最新データをオフィスで確認できるまでタイムラグが生じ、迅速な意思決定の妨げとなります。
  • 専用ソフト・高性能PCが必要: 点群データを閲覧・編集するには特殊なソフトウェアや高性能なワークステーションが必要となる場合が多く、現場や出先ですぐに中身を確認できません。せっかく取得した3Dデータも、その場で活用できず宝の持ち腐れになってしまうケースがあります。

こうした課題を根本から解決するには、クラウドサービスを活用した点群データの一元管理が有効です。点群データをクラウド上にまとめて保存しておけば、インターネット経由でいつでもどこでも必要なデータにアクセスできます。現場とオフィスで同じ最新データを同時に確認できるため、情報共有のタイムラグも大幅に短縮します。またクラウド上にデータを集約・バックアップしておくことで、データ散逸の防止や大容量ファイルの受け渡しに伴う煩雑さも解消できます。

LRTKクラウドとは何か

では、この課題を解決するソリューションであるLRTKクラウドとは何でしょうか。LRTKクラウドは、高精度GNSS測位システム「LRTKシリーズ」と連携したクラウドサービスで、現場で取得した点群データや測量データを一元管理・共有するためのプラットフォームです。スマートフォンに装着する小型RTK-GNSS受信機「LRTK Phone」と専用アプリによって誰でも簡単にセンチメートル級の位置情報や3D点群を計測できますが、その計測結果をインターネット上のクラウドに安全に保存し、活用できるようにするのがLRTKクラウドの役割です。

LRTKクラウドにデータをアップロードすれば、現場で収集した最新の3D情報を即座に社内チームや関係者と共有できます。専用ソフトをPCにインストールする必要はなく、Webブラウザからサービスにアクセスするだけで現場の点群データや測量座標を閲覧可能です。まさに、点群などのあらゆる測量データをクラウド上で一元管理し、リアルタイムで共有・利活用できる次世代のプラットフォームがLRTKクラウドなのです。

LRTKクラウドで点群データを一元管理するメリット

LRTKクラウドを使って点群データをクラウドで一元管理することで、多くのメリットが得られます。主なポイントを見てみましょう。

  • 大容量データもクラウドで安心管理: 従来はPCの容量を逼迫していた大規模な点群ファイルも、クラウド上にまとめて保存できます。現場で取得した膨大な点群データやOBJモデルをそのままクラウドにアップロードして蓄積できるため、ローカル端末の負担を気にせずに済みます。クラウド上で安全に保管・バックアップされるため、端末故障や紛失によるデータ消失リスクも低減します。
  • 複数点群やモデルの統合表示: LRTKクラウドの3Dビューアを使えば、アップロードした複数の点群データや3Dモデル(例: 点群LASデータと設計モデルOBJなど)を同時に表示し、重ね合わせて比較することが可能です。各データには取得時の測位座標(絶対座標)が付与されているため、地図上で正確な位置関係のまま複合表示できます。例えば工区ごとに別々に計測した点群をクラウド上で一括管理し、一つの画面で現場全体の3D全景を俯瞰するといった使い方が簡単に行えます。
  • ブラウザ上での3D計測: 専門ソフトが手元になくても、Webブラウザ上で点群データの詳細をすぐに確認し、長さや面積、体積を測定できます。高価なデスクトップソフトを使わずとも、社内の誰もが手軽に3Dデータを活用可能です。特にLRTKクラウドでは、法面や複雑地形の面積計算、大量の土砂の体積算出などもワンクリックで実行できます。
  • スムーズなデータ共有: LRTKクラウドにはURLリンクによる簡易な共有機能が備わっています。共有したい点群データや成果物を選択してワンクリックで専用URLを発行でき、相手にそのリンクを伝えるだけで閲覧してもらえます。受け取った側はLRTKクラウドのアカウントがなくてもログイン不要で3Dビューアを開けるため、先方に特殊なソフトが無くてもスムーズに点群データを確認・ダウンロードしてもらえます。共有リンクにはパスワードや有効期限も設定でき、機密性を保ちながら関係者とデータをやり取りできます。
  • 他システムとの連携容易: クラウド上に集約した点群データや測位データは、必要に応じて様々なフォーマットでエクスポート可能です。取得した座標リストはCSVに出力してCADやGISに読み込んだり、3D点群は汎用フォーマット(例: XYZやLASなど)で一括ダウンロードして他の解析ソフトで利用するといった連携も容易です。今後はBIM/CIMの設計モデルや図面データをアップロードして点群と重ね合わせる機能など、設計情報との統合管理も視野に入れて開発が進められています。
  • 堅牢なセキュリティと信頼性: 建設・測量分野のデータは重要情報を含むため、LRTKクラウドでは通信の暗号化や堅牢なデータセンターでの運用など万全のセキュリティ対策が施されています。クラウド上にバックアップがあることで、万一現場のPCや機器が破損・紛失してもデータを速やかに復元可能です。オンプレミスで自前サーバを維持するより、安全性・信頼性の面で大きなメリットが得られます。

LRTKクラウドの使い方(ステップ解説)

それでは、LRTKクラウドを具体的にどのように活用するのか、その使い方をステップごとに見てみましょう。初めて利用する方でも分かりやすいように、現場でのデータ取得からクラウド上での共有まで一連の流れを追って説明します。

1. 点群データの取得とクラウドへのアップロード

まずは現場での3Dデータ計測です。LRTKクラウドは専用のスマートフォンアプリ(LRTKアプリ)と組み合わせて使うことで威力を発揮します。例えばスマホに装着した小型GNSS受信機LRTK Phoneとアプリを使って、誰でも簡単に高精度な3D点群を取得可能です。LiDARセンサーや写真測量技術を駆使し、初心者でも短時間で広範囲の点群計測が行えます。計測が終わったら、アプリ上から取得した点群データをワンタップでクラウドにアップロードします。その場でクラウドアカウントへデータが送信され、アップロード完了と同時にオフィスのチームも最新データを閲覧できる状態になります。

ネット接続できる環境であれば、現場から即座にアップロードが完了しオフィス側とリアルタイムでデータが同期されます。もしトンネル内など通信が不安定な場所でも、スマホに一時保存しておき後で電波が入る所でまとめてアップロードできるため安心です。一度クラウドに上げてしまえばチーム全員が同じデータを参照できるため、現場で「取得した点群をすぐ共有して次の対応を検討する」ことが可能になります。

また、既に手元にある他機器由来の点群ファイルを取り込みたい場合も問題ありません。LRTKクラウドのWebインターフェースにはファイルアップロード機能があり、パソコン上のブラウザ画面にドラッグ&ドロップするだけで外部で取得した点群データ(LASやLAZ、OBJ形式のモデル、CSV座標リストなど)をクラウドに登録できます。ドローンやレーザースキャナーで取得した点群データも含め、あらゆる3DデータをLRTKクラウドで一元管理できるのです。

2. クラウド上での点群閲覧・計測

アップロードが完了したら、クラウド上のWebプラットフォームでデータを活用しましょう。LRTKクラウドの管理画面で目的の点群データを選び「3Dビューア」を起動すると、ブラウザ上に点群が三次元表示されます。現場で取得したばかりの点群を、オフィスのPCやタブレットから即座に確認できるわけです。

3Dビューア上ではマウスやタッチ操作で自由に視点を変えながら、地形や構造物の細部まで細かく観察できます。さらに気になる2点間の距離を測定したり、ポリゴンで領域を囲って面積を算出したり、複数の点群データから盛土の体積を計算したりといった解析もクラウド上でワンクリックで行えます。例えば崩落した法面の点群データがあれば、その場ですぐに崩落土砂のボリュームを計算して状況把握に役立てられます。従来であれば高価な点群処理ソフトで時間をかけて実施していた解析も、LRTKクラウド上で代替できるため、現場で素早くデータを活用できる環境が整います。

LRTKクラウドには他にも地図表示や断面図の表示機能があり、点群データに位置情報(緯度経度や座標系)が含まれていれば地図上に取得地点をプロットできます。さらに必要に応じて、クラウドから点群データ自体をダウンロードして社内の高度な解析ソフトで詳細分析することも可能です。まずはクラウドで素早く全体像を把握し、その後専門ソフトで詳細検証するといった使い分けも効率的と言えるでしょう。

3. データ共有と現場での活用

クラウド上で点群データを確認・計測できたら、そのデータを関係者と共有して現場の意思決定に活かします。LRTKクラウドではデータごとに共有用のURLリンクを発行できます。例えば出来上がった点群モデルを発注者や協力会社に見せたいときも、そのデータの「共有」オプションからワンクリックでリンクを生成し、相手に送るだけで閲覧してもらえます。受け取った側はLRTKクラウドのアカウント登録がなくても、リンク先の3Dビューアで点群を確認できるため、専用ソフトを持っていない相手にもスムーズに最新3D情報を伝えられます。

このような共有機能によって、現場で取得した新鮮なデータをその日のうちに関係者全員でレビューし、次のアクションに繋げることが可能です。例えば基礎工事段階で構造物の高さを点群から計測してクラウド共有しておけば、オフィスにいる担当者が即座に設計値との差をチェックし、必要に応じて現場に修正指示を出せます。また災害現場で崩落箇所の点群をスキャンしてクラウドに上げれば、遠隔地の技術者が即座にデータを解析し応急対策の計画を立案するといったこともできるでしょう。LRTKクラウドを介したリアルタイムなデータ共有により、現場とオフィスが常に同期した状態でプロジェクトを進められます。

さらにクラウド上に蓄積された大量のデータは、整理・検索機能を使って効率的に管理できます。プロジェクトや計測日ごとにフォルダで分類したり、各データに「地形」「出来形検査」「ドローン測量」などタグ付けを行っておけば、後から目的の点群を素早く見つけ出せます。不要になった古いデータをアーカイブや削除で整理することで、常に最新で有用な情報にアクセスできる環境を保つことも可能です。このような工夫により、クラウド上での点群データ活用は一層効果的なものとなります。

LRTKクラウド活用で現場効率が上がる理由

以上のように、LRTKクラウドを活用すれば点群データの取得から共有までがスピーディに完結します。それが現場の業務効率にどのような効果をもたらすのか、主なポイントを整理します。

  • リアルタイム共有で手戻り削減: 現場で取得した点群データをすぐクラウド経由で共有できるため、オフィス側が即座にチェックバックできます。もし計測漏れや誤差が見つかってもその場で気付いて追加測定や修正指示を出せるため、後日現場に戻る手戻り作業を減らせます。結果としてプロジェクト全体のムダな時間を削減し、作業効率の向上につながります。
  • 迅速な意思決定: 現場で発生した問題や進捗を点群データから即座に把握し、関係者全員で共有できるため、対応策の検討や意思決定をスピードアップできます。特に災害対応や工期遅延への対処など時間との勝負となる場面で、クラウド共有が威力を発揮します。現場とオフィスの情報ギャップを無くすことで、状況判断をタイムリーに行えるようになります。
  • 省人化・省力化: 従来は重い測量機材を持ち運び2人1組で行っていた測量が、LRTKシリーズなら小型デバイスとスマホ1台で完結し1人でも作業可能です。取得後のデータ配布もクラウドで自動化されるため、USBでデータを手渡すために人が移動する手間もありません。少人数で効率よく現場計測とデータ整理が行えることは、人手不足に悩む建設現場において大きな強みとなります。
  • 専門知識が不要で導入容易: LRTKによる点群取得とクラウド操作は直感的で、専門の測量技能がない方でも扱いやすい設計です。複雑なソフト操作や難解な座標計算はクラウド側が自動処理してくれるため、組織内の高度なITスキルに頼らずデジタル計測ツールを導入できます。その結果、組織全体でのICT活用・DX(デジタルトランスフォーメーション)推進がスムーズに進み、現場業務全体の生産性向上につながります。

このようにLRTKクラウドの導入により、現場とオフィスの垣根が下がってデータを介したスピーディな連携が可能となります。日々の施工管理から緊急時の対応まで、リアルタイムな3Dデータ共有が現場の生産性と意思決定スピードを飛躍的に高めるでしょう。

LRTKによる簡易測量で誰でも3Dデータ活用

LRTKクラウドがデータ管理・共有の面で現場効率を向上させる一方で、そもそものデータ取得の段階から効率化を実現するのが「LRTKによる簡易測量」です。従来の測量では、重量のあるトータルステーションを担いで2人1組で現場中を移動したり、専門の3Dレーザースキャナーで取得した膨大な点群を事務所に持ち帰って処理する必要がありました。また一般的な携帯GPSでは5〜10mもの誤差が生じてしまい、高精度な測位には到底使えません。こうしたハードルを下げ、誰でも短時間のトレーニングで高精度な3D測量ができるようにしたのがLRTKシリーズです。

例えば重さ数百グラムのLRTK Phoneデバイスをポケットに入れ、スマホを片手に持って現場を歩くだけで、広範囲の3D点群を連続的に取得できます。わずか数分の操作説明を受ければ初心者でもすぐに測量システムを使いこなせるでしょう。実際、全長100mほどの法面であっても1分程度で綺麗にスキャン可能で、取得した点群データには初めから公共座標系に基づく正確な位置情報(絶対座標)が付与されます。つまり、専門の技能者でなくとも、位置の確かな点群データを短時間で収集できるのです。

この「簡易測量」で得られたデータは、そのままLRTKクラウドに自動同期されます。スマートフォンで計測したデータが即座にクラウドへアップロードされオフィスで共有・確認できるため、現場では高価な測量機器や大型PCを持ち歩く必要もありません。仮にスマホのストレージ容量が小さくても、クラウド同期後は端末からデータを削除して問題ないので、容量不足を心配せずに測量を続行できます。LRTKによる簡易測量とクラウド活用の組み合わせにより、データ取得から管理・共有までの一連の流れが劇的に効率化されるのです。

初めて3D点群データを扱う現場でも、LRTKを導入すれば「計測したデータをどう活かすか」に専念できます。煩雑な機器操作やデータ処理はLRTKが担うため、現場スタッフは取得した情報を使った判断や創造的な業務に集中可能です。まさにLRTKは、建設・測量現場のDXを力強く後押しする革新的なソリューションと言えるでしょう。

よくある質問

Q: LRTKクラウドを利用するには何が必要ですか?
A: LRTKクラウドをご利用いただくには、弊社から発行されるクラウドアカウントへのログインが必要です。現場で点群データを計測する際は、スマートフォンとLRTK Phoneデバイス、および専用のLRTKアプリをご用意ください。クラウド上のデータ閲覧にはオフィスや自宅のPC・タブレット等からWebブラウザを利用でき、特別なソフトウェアや高性能PCは不要です。

Q: 大容量の点群データをアップロードする際、ファイルサイズの上限はありますか?
A: LRTKクラウドでは、非常に大きな点群ファイルでもそのままアップロードして扱うことが可能です(数千万点規模の点群データや数GBのファイルでも問題ありません)。クラウドストレージの容量内であれば基本的にサイズ制限なくご利用いただけます。ただしネットワーク環境によりアップロードに時間を要する場合もありますので、安定した回線での操作がおすすめです。

Q: 他社製の点群データや測量データもアップロードできますか?
A: はい。LRTKクラウドは外部で取得したデータも取り込んで一元管理できます。点群データであれば一般的なLAS/LAZ形式やOBJ形式の3Dモデル、測量座標リストのCSVなど主要なファイル形式に対応しています。アップロード時に座標系の設定を行うことで、他社機器で計測したデータでもLRTKクラウド上で自社の基準座標に合わせて活用することが可能です。

Q: インターネットに接続できない環境の現場でも使えますか?
A: 現場からリアルタイムにクラウド同期するにはネット接続が必要ですが、オフライン環境でもまずスマホやタブレット内にデータを保存しておけば問題ありません。トンネル内や山間部など通信圏外の現場では端末内に点群データを蓄積し、後で電波が届く場所に移動してからまとめてクラウドにアップロードできます。クラウド上で閲覧・共有する段階ではネット接続が必要になりますが、計測自体はオフラインでも支障なく行えます。

Q: クラウド上のデータは安全に保管されますか?
A: はい。LRTKクラウドではセキュリティとデータ保護に万全を期しています。通信はすべてSSL暗号化され、安全性の高いクラウド環境にデータが保存されます。不測の事態に備えて自動バックアップも行われており、端末故障や災害時でもクラウド上のデータから迅速に復旧可能です。また共有リンクにはパスワードや有効期限の設定ができ、アクセス制限も柔軟に管理できます。

現場を3Dで残して、あとから測る。
実際の画面と動画で使い方を確認できます。

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