LRTKレフィクシア株式会社

点群ビューアで植生点を分離し体積計算への草木混入を減らす5工程

体積計算で植生点を分離する必要がある理由

点群ビューアを使って盛土、残土、土砂置場、掘削部などの体積計算を行うとき、注意したいのが草や低木、枝葉などの植生点です。現場を三次元計測すると、地面だけではなく、その上に存在する物体も点として取得されます。草が伸びた地表、雑木が入り込んだ法面、低木が残った土砂山などをそのまま体積計算に使用すると、計算対象としたい地表とは異なる位置に点が存在するため、生成される表面形状にも影響することがあります。 特に、地表から数十センチ程度上に草葉の点が密集している場合は注意が必要です。点群全体をそのまま地表面として扱う処理では、草の上端に近い高さが地表のように表現されることがあります。その結果、盛土や堆積物の体積が実際に確認したい土砂部分より大きく算出される可能性があります。 ただし、植生が含まれているからといって、必ず体積計算が一定量だけ大きくなるわけではありません。結果への影響は、植生の高さや密度、分布範囲、点群密度、地表面生成方法、基準面の設定、計算対象範囲などによって変わります。低い草がまばらに存在する現場と、腰丈程度の植生が全面を覆っている現場では、同じ処理を適用しても影響は異なります。 また、植生点を削除すれば自動的に正しい地表面になるわけでもありません。草木に遮られて地面そのものが十分に取得されていなければ、植生点を除外した後に大きな空白が残る場合があります。その空白を補間して作った面は、実測された地表そのものではありません。この違いを理解せずに体積を確定すると、植生を除いた代わりに補間形状による別の誤差を持ち込むことになります。 そのため、点群ビューアで体積計算を行う際には、「植生を全部消す」という発想ではなく、「体積算出に使用する地表点として妥当かを確認し、必要な点だけを分離する」という考え方が重要です。 ここからは、草木が混じった点群を扱う際の実務的な流れを5工程に分けて解説します。

工程1 体積計算の対象範囲と基準面を先に決める

植生点の分離を始める前に、最初に決めておきたいのが体積計算の対象です。草木を除去する作業から始めてしまうと、本来計算に関係しない範囲まで編集したり、反対に必要な境界付近を削除したりしやすくなります。 まず確認したいのは、何の体積を求めるのかです。土砂山の全量を求めるのか、施工前後の差分を求めるのか、一定の計画面より上側だけを求めるのかによって、必要となる地表面が変わります。 例えば土砂山の体積を求める場合、山の頂部だけでなく裾部の境界が重要です。裾の周囲に草が生えていると、土砂と自然地盤の境界が分かりにくくなります。植生だけを見て機械的に除外すると、土砂山の端部まで誤って除く可能性があります。 反対に、広い造成面で現況地表と計画面との差を計算する場合は、計算範囲の外側にある植生を細かく編集しても結果にはほとんど関係しません。対象範囲を先に固定すれば、確認すべき場所を絞ることができます。 この段階では、点群ビューアを上から見るだけでなく、斜め方向や横方向からも確認します。平面表示では地表と草の高さ関係が分かりにくいためです。三次元表示を回転させると、地面の上に薄い層のような点が存在している場所や、局所的に上方へ伸びた点の集合を見つけやすくなります。 基準面についても先に確認します。既知の地盤面、施工前の点群、設計面、任意の基準高さなど、何と比較して体積を求めるのかを整理します。比較対象が異なれば、同じ点群を使用しても算出される体積は変わります。 さらに、座標系、高さの基準、単位も確認しておく必要があります。植生分離そのものが適切でも、比較する二つのデータで位置や高さの基準が一致していなければ、差分計算の結果を適切に評価できません。植生処理だけに注意を集中せず、体積計算全体の前提条件を最初にそろえることが重要です。 実務では、対象範囲をポリゴンなどで限定できる場合、その境界を先に設定しておくと確認しやすくなります。境界を固定した後に植生の分布を見ることで、「体積計算に影響する植生」と「計算範囲外なので処理しなくてもよい植生」を切り分けられます。 この工程の目的は植生を消すことではありません。どの点が体積計算に影響する可能性があるのかを判断するための土台を作ることです。

工程2 点群ビューアで植生の疑いがある点を見つける

対象範囲を決めたら、次は点群の中から植生である可能性が高い部分を探します。 植生を見つけるときに有効なのは、一つの特徴だけで判断しないことです。高さだけ、色だけ、点の密度だけで自動的に植生と決めると、土砂や構造物まで誤って除外する可能性があります。 まず確認しやすいのは地表からの高さです。草や枝葉は地面より上に存在するため、横方向から見ると地面の上に不規則な点の層が現れることがあります。平坦な地盤の上に細かい凹凸が連続している場所や、周囲の地形とは異なって細い点が上方へ伸びている場所は、植生の可能性があります。 ただし、高さだけで判断するのは危険です。土砂山の小さな突起、石、路肩、資材、構造物の端部なども周囲より高くなります。削除候補を選択したら、必ず周囲の形状とのつながりを確認します。 点群に色情報が含まれている場合は、表示色も補助判断として利用できます。草木らしい色調がまとまっている場所は植生候補を探す手掛かりになります。一方で、照明条件、日陰、乾燥した草、土の色、撮影条件などによって見え方は変わるため、色だけを根拠に分類するべきではありません。 点の形状も重要です。地表はある程度連続した面として現れやすいのに対し、葉や細い枝は複雑な空間分布を示すことがあります。断面表示を利用すると、地面付近の連続した点と、その上に散在する点を比較しやすくなります。 草が密生している場所では、単純に最下点だけを地面と判断する方法にも注意が必要です。最も低い点が必ず地面とは限らず、ノイズや別の対象物が含まれている可能性があるからです。反対に、草に完全に覆われた場所では地面まで計測できておらず、最下点そのものが草葉上の点であることも考えられます。 そのため、周囲の裸地部分から地形の連続性を見ることが重要です。植生のない部分で地表がどのような傾斜を持っているかを確認し、その傾向と比較して不自然に上側へ膨らんでいる点群を探します。 法面では特に慎重な判断が必要です。水平面であれば上下方向の距離を見やすい一方、斜面では地表そのものが高さ方向に連続して変化します。単純な標高閾値を設定すると、斜面上部の正常な地表を植生として除外する可能性があります。斜面では断面方向を変えながら地形面と植生層の関係を確認することが有効です。 低木や枝がある場所では、点群を一方向から見ただけでは地面との区別が難しい場合があります。上面、側面、斜め方向を切り替え、必要に応じて表示範囲を狭くしながら確認します。 この工程では、まだ一括削除を急がないことが重要です。まず「植生の可能性が高い点」と「判断が難しい点」を分けて考えると、後工程で必要な地表点を失いにくくなります。

工程3 植生点と地表点を分離して境界部を手作業で確認する

植生候補を把握したら、点群を地表として利用する点と、体積計算から除外する点に分けていきます。 使用する点群ビューアに分類やフィルタリングの機能がある場合は、それらを利用して作業を効率化できます。ただし、機能名称や分類方法は環境によって異なります。自動分類結果をそのまま確定結果とせず、実際の点群を目視確認することが大切です。 比較的平坦な場所では、地表面から一定以上離れた点を植生候補として抽出する方法が考えられます。ただし、地表の起伏が大きい現場で固定高さを使うと、正常な地形まで除外する可能性があります。そのため、現場全体に一つの閾値を適用するより、地形条件に応じて範囲を分けて確認した方が安全な場合があります。 草地では、地面付近に点が残っているかを特に確認します。上層の草葉を除外した後に、地面を表す連続した点が十分に残るのであれば、そこから地表面を作成しやすくなります。 一方、植生点を除くとほとんど点がなくなる場所は注意が必要です。その状態は、地面を正しく抽出できたことを意味するのではなく、そもそも地面を十分に取得できていない可能性があります。 地表点が存在しない領域に対して、周囲の点から自動的に面を張ると、見た目には滑らかな地形が作れます。しかし、それは計測された地面ではなく推定された面です。特に、窪地、小さな盛り上がり、溝、法尻などが植生に隠れていると、単純な補間によって実際とは異なる形状になることがあります。 体積計算ではわずかな高さ差でも、面積が広くなると体積差が大きくなる可能性があります。そのため、大きな欠測領域を安易に滑らかにつないで計算するのは避け、欠測の位置と範囲を把握する必要があります。 植生と土砂の境界部分も慎重に確認します。土砂山の裾に草が生えている現場では、草をまとめて削除すると、その下にある土砂表面を表す点まで失う可能性があります。特に土砂の外周境界は体積計算結果を左右しやすいため、境界部は拡大表示して判断することが重要です。 木の幹や低木の太い枝など、明らかに地表ではない点は比較的判断しやすい一方、短い草や地面近くの葉は地表点との距離が小さく、判定が難しくなります。このような場所では、必要以上に点を減らすよりも、周囲の形状を見ながら段階的に編集した方が安全です。 処理前の元点群は必ず残しておきます。編集後の点群だけを保存すると、除外しすぎたことに後から気付いても復元が難しくなります。元データ、植生分離後データ、体積計算用データを分けて管理しておけば、結果に疑問が出た際に確認できます。 また、植生分類の結果そのものを「正解」と考えないことも重要です。分類は体積計算の前処理であり、最終目的は地表形状を適切に表現することです。分類精度だけを見るのではなく、分離後に生成される地表面が現場の形状として妥当かを確認します。

工程4 分離後の地表面を確認して体積計算をやり直す

植生点を分離したら、すぐに最終体積として採用するのではなく、処理前と処理後を比較します。 最初に確認したいのは、分離後の地表面です。植生点が消えていても、面が大きく陥没したり、不自然な三角形が形成されたりしていれば、そのまま体積計算に使用するのは適切ではありません。 点群から三角形網やメッシュ状の地表面を生成する場合、点が少ない領域では離れた点同士が結ばれることがあります。草木を大量に除外した結果、点の間隔が急に広がると、実際には存在しない面が作られる可能性があります。 例えば、小さな溝の両側だけに地表点が残っている場合、処理方法によっては溝をまたいで面が形成されることがあります。この状態では、実際の凹部が表面モデルから失われ、体積に影響する可能性があります。 反対に、植生を除いた後の点が局所的に低い位置へ偏っていると、不自然な窪みが形成される場合もあります。上からの表示だけでなく、断面表示や斜め表示を使い、分離前後の形状変化を確認します。 次に、同一条件で体積を再計算します。比較するためには、計算範囲、基準面、座標系、高さ基準、境界条件などを変えないことが重要です。植生分離前後で計算範囲まで変えてしまうと、体積差が植生除去によるものなのか、境界変更によるものなのか分からなくなります。 処理前と処理後で体積が変化した場合、その差だけを見るのではなく、どの場所で面が変化したのかを確認します。 草が密生していた範囲だけが下がり、裸地部分や構造物周辺がほとんど変化していないのであれば、植生分離の影響として理解しやすくなります。一方、現場全体の面が大きく変化している場合は、植生以外の点まで除外していないかを疑う必要があります。 局所的な確認も有効です。広い現場全体の体積だけでは、どこで差が生じたのか分かりません。植生が多い区域、ほとんどない区域、境界付近などを分けて形状を比較すると、処理の妥当性を確認しやすくなります。 ここで重要なのは、「植生を除いた後の体積の方が必ず正しい」と決めつけないことです。植生分離後に地表点が不足し、補間面が増えていれば、別の不確かさが生じています。 特に体積差が大きい場合は、結果だけを採用するのではなく、原因を確認します。植生の高さによって差が生じたのか、欠測補間によるものなのか、外周境界が変わったのか、地表点まで除去したのかを切り分けます。 必要であれば、植生分離条件を少し変えて複数回計算し、結果の変動を見る方法もあります。例えば、明らかな高い草木だけを除いた場合と、地表近くの植生候補まで広く除いた場合を比較すると、処理条件が体積にどの程度影響しているかを把握できます。 これは複数の数値から都合の良いものを選ぶためではありません。どの処理条件に結果が敏感なのかを確認し、体積値の扱い方を判断するための検証です。 体積計算は一つの数値を出す作業に見えますが、その数値は入力点群と表面生成条件に依存します。植生分離後こそ、三次元形状を確認してから数値を見る順序が重要です。

工程5 処理条件と除外範囲を記録して再現できる状態にする

植生分離を行った点群で体積を計算したら、最後に処理内容を記録します。 現場では、数日後や数か月後に同じデータを見直すことがあります。施工前後を比較したり、別の担当者が計算結果を確認したりする場合もあります。そのときに「草を消して計算した」という説明だけでは、どの点をどのような基準で除外したのか判断できません。 記録しておきたいのは、どの範囲で植生処理を行ったか、どのような考え方で地表点と植生候補を分けたか、欠測部をどのように扱ったか、体積計算にどのデータを使用したかといった情報です。 自動分類機能を利用した場合も、分類後に手作業で変更した場所を把握できるようにしておくと再確認しやすくなります。処理条件だけを保存しても、例外的に手作業で修正した部分が分からなければ、同じ結果を再現できないことがあります。 ファイル管理も重要です。元点群を上書きせず、未処理データと処理後データを区別します。名称だけで判別しにくい場合は、取得日、対象範囲、処理状態などを統一した規則で管理すると、誤った点群を使って再計算するリスクを減らせます。 体積計算結果と点群データの対応関係も残します。点群を更新したのに古い体積結果を参照すると、処理条件と数値の組み合わせが崩れてしまいます。 施工途中で複数回計測する場合は、毎回同じ植生処理方針を使えるようにしておくことも重要です。初回は草を細かく除外し、次回はほとんど未処理のまま比較すると、実際の土量変化に加えて処理方法の違いまで差分に含まれます。 継続的な体積管理では、一回ごとの絶対的な精密さだけでなく、同じ考え方で処理を繰り返せることが重要です。計算範囲、境界、植生の扱い、欠測部の扱い、表面生成方法などをできるだけ統一することで、時系列比較の意味を保ちやすくなります。 現場写真や取得時の状況も参考になります。草刈り前だったのか、降雨後だったのか、土砂山の周囲に資材が置かれていたのかなど、点群だけでは判断しにくい情報を残しておくと、後から異常な箇所を確認しやすくなります。 体積値そのものだけではなく、「どの点群から、どの範囲を、どのように処理して計算したか」を一緒に管理することで、結果を説明しやすくなります。

植生分離で起こりやすい失敗と見直し方

植生分離では、草木を残しすぎる失敗だけでなく、地表点を消しすぎる失敗にも注意が必要です。 代表的なのは、高さだけを基準にして一括削除する方法です。平坦な場所では一定の効果が期待できても、法面や土砂山では正常な地表自体が大きく上下します。地形を考慮せずに一定標高以上を削除すると、盛土上部や法肩まで失う可能性があります。 反対に、地表から一定距離以内の点をすべて残す処理でも、短い草が地面付近に密集していれば植生点を十分に分けられない場合があります。短草地では、機械的な高さ条件だけでは判定が難しくなるため、断面形状や周囲との連続性を併せて確認します。 草木だけでなく、車両、建設機械、資材、仮設物、人などが点群に含まれている場合もあります。植生だけをきれいに分類しても、これらが表面モデルに残れば体積計算へ影響する可能性があります。 そのため、植生分離は単独の作業ではなく、「体積対象ではない点を確認する前処理」の一部として考える方が実務に適しています。 もう一つ注意したいのが、点群をきれいに見せることを目的にしてしまうことです。ノイズや草木を大量に除くと、画面上では滑らかな点群になります。しかし、体積計算では見た目の美しさよりも、地表の形状をどこまで測定点として保持できているかが重要です。 粗い地表や小さな凹凸まで過剰に平滑化すると、実際の地形変化を消してしまう可能性があります。逆に、細かなノイズをすべて残すと表面が必要以上に粗くなる場合があります。処理の目的を「滑らかにすること」ではなく、「体積算出に必要な地形を残すこと」に置く必要があります。 植生が非常に密な場所では、点群処理だけで解決しようとしない判断も必要です。地表そのものが取得できていない場合、後処理だけで真の地形を確定することはできません。 重要な体積計算であり、植生下の地形が結果を大きく左右する場合は、草刈り後の再計測や、地表を直接確認できる別の測定を組み合わせることも検討します。 点群ビューアには多くの編集機能がありますが、存在しない測定情報を後処理だけで完全に作り出せるわけではありません。この限界を理解して運用することが、過度な補間や分類への依存を避けるポイントです。

点群取得段階から草木混入を減らす考え方

植生点への対応は、点群ビューア上の後処理だけで考える必要はありません。可能であれば計測前の現場確認から対策を始めた方が、後工程を簡単にできます。 体積計算対象となる土砂山や造成面に草が多い場合、計測前に植生の状態を確認します。短い草が少量あるだけなのか、地表が見えないほど密生しているのかによって、取得後の処理難易度は大きく変わります。 特に土砂山の裾部や法尻では、草によって境界が分からなくなると体積範囲の設定が難しくなります。体積算出で外周境界が重要になる場合は、計測時に境界が確認できる状態かを意識します。 草刈りが可能な現場であれば、必要範囲を整理してから計測することで、植生分離に頼る範囲を減らせる場合があります。ただし、安全管理や現場条件を無視して作業するべきではなく、現場の運用ルールに従うことが前提です。 計測時には、一方向だけからデータを取得すると地表の欠測が増えることがあります。周囲の遮蔽物や地形条件を確認し、必要な範囲を十分に捉えられる取得方法を検討します。 また、計測日ごとの植生状態も重要です。施工進捗を時系列で比較する場合、初回と次回で草丈が大きく変化していると、点群差分に施工変化以外の要素が含まれやすくなります。 そのため、継続計測では取得条件だけでなく、植生状態も記録しておくと結果を解釈しやすくなります。 点群取得後は、体積計算に進む前に必ず三次元表示を確認します。データが読み込めたことと、体積計算に適した点群であることは同じではありません。上面、側面、断面などから確認し、植生、資材、車両、上空ノイズ、欠測領域などがどこに存在するかを把握してから計算条件を設定します。 体積計算を繰り返し行う現場では、計測から点群確認、不要点分離、地表面生成、体積計算、結果保存までの流れを統一しておくと管理しやすくなります。 現場で取得する位置情報と点群データを一連の記録として扱うことも有効です。どこを計測したデータなのか、いつ取得したのか、どの基準で管理しているのかが整理されていれば、複数回の体積計算でもデータを取り違えにくくなります。

まとめ

点群ビューアを使った体積計算では、草や低木などの植生が地表より上側の点として含まれ、表面形状や体積結果に影響することがあります。特に植生が広い面積を覆っている場合は、わずかな高さ差でも計算対象面積が大きければ体積差につながる可能性があります。 対策の基本は、最初に体積計算の対象範囲と基準面を決め、次に植生候補を点群ビューアで確認し、地表点を残しながら不要な点を分離することです。その後、植生分離前後の地表面と体積を同じ条件で比較し、最後に処理条件を記録します。 重要なのは、草木をできるだけ多く削除することではありません。体積計算に使用する地表形状を適切に残すことが目的です。 植生下の地面が十分に計測されていない場合は、点を削除しただけでは正しい地表を得られません。大きな欠測部を補間した場合には、その面が実測点ではなく推定によって作られていることを理解したうえで結果を扱う必要があります。 また、植生処理だけに集中するのではなく、座標、高さ基準、計算範囲、基準面、不要物、欠測、表面生成条件まで一連の流れとして確認することが、体積計算の安定した運用につながります。 点群ビューアで毎回同じ手順を踏み、元データを残し、処理内容と体積結果を関連付けて管理すれば、施工前後や複数時点の比較もしやすくなります。 さらに、後処理の負担を減らすには、計測時点から草木の状態や地表の見え方を確認し、必要な場所の位置情報と点群を整理して取得することが有効です。現場での高精度な位置記録から点群データの管理までを一貫させたい場合は、LRTK Phoneを活用し、計測と記録を体積計算につながる形で整理する運用も検討できます。

現場を3Dで残して、あとから測る。
実際の画面と動画で使い方を確認できます。

LRTK Phoneの使い方・実例を見る
資料請求導入相談
現場をスマホで3DスキャンLRTK Phone実例を見る