LRTKレフィクシア株式会社

現場で即土量を残土受入時に検算|伝票との差を探る6項目

残土の受入現場では、搬入車両の台数や伝票に記載された数量を集計し、受入量を管理する方法が一般的です。しかし、伝票上の数量と、受入場所に実際に積み上がった土の体積が一致しないことは珍しくありません。差が大きくなると、搬入数量の集計ミス、処分容量の不足、受入計画の遅れ、請負数量の認識違いなどにつながる可能性があります。

こうした問題を早期に見つけるには、伝票だけを確認するのではなく、受入場所の土量を現場で計測し、両者を比較することが重要です。ただし、伝票数量と現地計測数量は、必ずしも同じ状態の土を示しているとは限りません。単位、計測時点、土の含水状態、積み方、締固めの有無などが異なれば、正しく記録されていても数量差が生じます。

そのため、現場で即土量を求める際には、単純に差の大小だけを見るのではなく、数量がどのような条件で算出されたものかを順番に確認しなければなりません。本記事では、残土受入時に伝票数量を検算し、差の原因を探るための6項目を実務の流れに沿って解説します。

残土受入時に現場で即土量を検算する意味

残土の受入量は、処分場や仮置場の残容量、搬入車両の運行計画、受入期間、土質ごとの保管区分などに影響します。伝票の集計だけで管理している場合、計算上は余裕があっても、実際の置場では想定以上に土が積み上がっていることがあります。反対に、伝票上の数量が多いにもかかわらず、現地の堆積量が少なく見える場合もあります。

現場で即土量を求めておけば、このような差を受入期間の途中で把握できます。受入完了後に初めて差が判明すると、過去の伝票や施工記録をさかのぼって確認しなければならず、原因の特定が難しくなります。毎日または一定の搬入量ごとに現地計測を行えば、差が生じ始めた時期を絞り込めるため、車両、搬入元、土質、天候、積み方などとの関連を確認しやすくなります。

ただし、現地で計測した体積は、伝票数量の正誤を直接証明するものではありません。伝票が地山状態の設計土量を示しているのか、車両の荷台容量を基準にしているのか、質量から換算した数量なのかによって、比較方法が変わります。受入後の土も、荷下ろし直後、整形後、転圧後では体積が異なります。

したがって、検算の目的は、数値を完全に一致させることではありません。数量差を合理的に説明できる状態にし、説明できない差だけを早めに発見することが目的です。現場で即土量を把握する運用は、伝票管理を置き換えるものではなく、伝票の信頼性を補い、受入管理の精度を高めるための手段と考える必要があります。

伝票数量と現地計測数量が一致しない理由

伝票と現地計測の差を確認するときは、最初からどちらかが間違っていると判断しないことが大切です。同じ土であっても、掘削前、掘削直後、車両積載時、荷下ろし後、締固め後では体積が変化します。土粒子そのものの量が大きく変わらなくても、粒子間の空隙、水分、積み方が変わることで、見かけの体積が増減するためです。

たとえば、掘削によってほぐれた土は、地山状態より大きな体積になることがあります。車両の荷台では走行中の振動によって沈下し、受入場所で荷下ろしすると再び空隙を含んだ状態になります。その後、重機で押し広げたり、転圧したりすれば体積は小さくなります。どの段階を基準にするか決めなければ、同じ数量として比較できません。

また、伝票数量が車両の公称的な荷台容量を基準に記入されている場合、毎回の実積載量が同じとは限りません。荷台の上端まで平らに積んだ状態と、中央部を高く盛った状態では体積が異なります。付着性の高い土が荷台内に残れば、次の運搬時に積める量も変わります。

現地計測側にも誤差要因があります。土山の裾が不明瞭な場合、計測範囲の取り方によって体積が変化します。既存地盤が傾斜している場所では、土山の表面だけを測っても、基準となる元地盤が正しく設定されていなければ受入土量を求められません。隣接する過去の受入土と混ざった場合も、今回分だけを切り分けることが難しくなります。

このように、数量差には複数の原因が重なっています。検算では、差を一つの係数だけで処理せず、基準、範囲、積載、土質、体積変化、記録という6つの観点から順番に確認することが重要です。

検算項目1:数量の基準と単位をそろえる

最初に確認するのは、伝票数量と現地計測数量が同じ基準と単位で表されているかどうかです。ここを確認せずに差を計算すると、本来は比較できない数値を並べることになります。

伝票には、体積が記載されている場合と、質量が記載されている場合があります。車両台数だけを記録し、1台当たりの想定積載量を掛けて総量を求めている現場もあります。一方、現地計測で求められる数量は、通常は受入場所に堆積した土の見かけの体積です。

質量と体積を比較するには、対象となる土の密度を用いて換算する必要があります。しかし、土の密度は土質や含水状態によって変わるため、一定値をすべての搬入土に適用すると差が拡大することがあります。砂質土、粘性土、礫を多く含む土、泥状の土では、同じ質量でも体積が異なります。現場で採用する換算条件は、契約条件、施工計画、受入基準、試験結果などを確認して決めなければなりません。

車両台数から体積を求めている場合は、1台当たりの数量が何を示しているかを確認します。荷台の内部容量なのか、標準的な積載状態を想定した値なのか、実際の積載量を計測した値なのかによって意味が変わります。すべての車両を同じ数量として扱っていても、車種や荷台形状が異なれば実際の容量は同じではありません。

体積同士を比較する場合も、地山土量、ほぐした土量、締固め後の土量を区別する必要があります。設計図書から算出した掘削土量が地山状態であり、受入場所の計測が荷下ろし後のほぐれた状態であれば、数値が一致しないのは自然です。

検算表には、単に数量を記録するだけでなく、単位と数量状態を明記します。体積であれば、どの状態の体積なのかを記録します。質量から換算した場合は、使用した換算条件も残します。最初に比較の土台をそろえることで、その後の差異確認が意味のあるものになります。

検算項目2:計測時点と対象範囲を確認する

次に確認するのは、伝票の集計期間と現地計測の対象期間が一致しているかどうかです。伝票が当日分のみであるのに、現地計測には前日までの土山が含まれていれば、正しい比較はできません。反対に、伝票は受入開始からの累計であるのに、現地計測が一部区画だけであれば、現地数量が少なくなります。

日々の検算では、計測時刻もそろえる必要があります。午前中に土山を計測した後も搬入が続いている場合、その日の伝票総数と比較すると未計測分が差として現れます。計測後に土を別区画へ移動した場合や、場内利用のために搬出した場合も、受入伝票だけでは現地数量の変化を説明できません。

対象範囲を明確にするには、受入区画をあらかじめ分けておく方法が有効です。搬入元、土質、受入日、用途などに応じて区画を分け、各区画の境界を現地で確認できるようにします。境界が不明瞭なまま土を連続して積み上げると、後から特定期間の受入量だけを切り分けることが難しくなります。

現場で即土量を計測する際は、土山の表面だけでなく、基準となる下側の地盤面が必要です。受入前の元地盤を計測しておき、受入後の表面との差から体積を算出するのが基本です。受入開始前の地盤データがない場合は、土山周囲の地盤から底面を推定することになりますが、元地盤に起伏や勾配があると推定誤差が大きくなる可能性があります。

既存の土山へ継ぎ足す場合は、受入前の土山表面を基準面として保存しておきます。受入後に同じ範囲を計測し、二つの表面の差分を求めれば、追加された数量を把握しやすくなります。この方法では、計測範囲と座標の基準を毎回そろえることが重要です。

土山の裾についても注意が必要です。荷下ろしによって薄く広がった部分を含めるか、重機走行で押し出された土を含めるかによって数量が変わります。計測前に今回の受入土の範囲を現地で確認し、境界を記録してから体積を算出することで、比較の再現性を高められます。

検算項目3:車両ごとの積載状態を確認する

伝票数量が車両の台数や荷台容量を基準にしている場合、実際の積載状態を確認します。同じ車両であっても、土の積み方、荷台への付着、積込場所の条件、飛散防止の管理などによって、1回当たりの運搬量は変化します。

積載面が荷台上端とほぼ平らな状態と、中央部が高くなるように積まれた状態では、見かけの体積が異なります。積込作業者や使用する重機が変わると、積載状態にばらつきが生じることもあります。伝票へ毎回同じ数量を記載している場合、このばらつきが累積して現地計測との差になる可能性があります。

粘着性の高い土では、荷下ろし後も荷台の隅や底に土が残ることがあります。残った土は次回の積載可能量を減らしますが、伝票上は同じ数量で処理される場合があります。雨天時には土が荷台へ付着しやすくなり、晴天時とは実運搬量が変わることも考えられます。

車両の種類が複数ある現場では、車両区分ごとに数量を管理します。荷台の形状や内部寸法が異なる車両を、すべて同じ1台として集計すると、台数は合っていても体積が合わなくなります。途中で使用車両が変更された場合も、変更日を記録しておかなければ差の原因を追跡できません。

実態を把握するには、一定期間だけでも車両ごとの積載状態を確認すると効果的です。全車両を毎回詳細に計測することが難しい場合は、代表的な車両を選び、荷台寸法と積載面の状態を確認します。積載状況の写真を同じ方向から記録しておけば、日ごとの変化も比較しやすくなります。

ただし、荷台上の土を外形だけで測って求めた体積も、完全な値ではありません。土の表面には凹凸があり、荷台との境界も見えにくいためです。そのため、車両積載量の確認は伝票数量を直ちに置き換えるためではなく、1台当たり数量の設定が実態から大きく離れていないかを確認する目的で行います。

車両ごとのばらつきが大きいことが分かった場合は、車種別の管理、積載状態の基準化、記録方法の見直しなどを検討します。1台当たりの小さな差でも、搬入回数が増えると累計差は大きくなるため、早い段階で傾向を把握することが重要です。

検算項目4:土質と含水状態による違いを確認する

残土の体積や質量は、土質と含水状態の影響を受けます。伝票と現地計測の差が特定の日や搬入元で大きくなる場合は、その日に受け入れた土の性状を確認します。

乾燥した砂質土と、水分を多く含む粘性土では、同じ体積でも質量が異なります。質量を基準にした伝票数量を体積へ換算する場合、同じ換算条件を適用すると実態に合わないことがあります。雨天後の掘削土、湧水を含む土、排水直後の土などは、水分によって質量が増えるため、乾燥時より質量当たりの土粒子量が少なくなる場合があります。

一方、現地で体積を測る場合にも含水状態は影響します。水分を多く含む土は塊状になりやすく、大きな空隙を含んだまま積み上がることがあります。時間が経過して水が抜けたり、土塊が崩れたりすると、土山の高さが下がることがあります。この変化を受入数量の減少と誤認しないように注意が必要です。

礫や岩片を多く含む土では、粒子間に大きな空隙が生じる場合があります。細粒分の多い土が混ざると空隙が埋まり、同じ土粒子量でも全体の体積が変わります。建設発生土以外の材料が混在している場合は、受入区分や計測対象の扱いも確認しなければなりません。

土質が混在する現場では、外観だけで厳密に分類することは困難です。それでも、搬入元、土の色、粒の大きさ、粘り、含水状態などを簡単に記録しておけば、数量差との関連を後から検討できます。雨天、排水状況、掘削箇所の変化も併せて残すと、特定条件で差が拡大する傾向を見つけやすくなります。

質量から体積へ換算する必要がある場合は、現場の土質に応じた試験結果や管理条件を用いることが望まれます。根拠のない一定値で全期間を処理するのではなく、土質や含水状態が大きく変わった時点で換算条件の妥当性を見直します。

検算では、数量差をすべて測定誤差として処理するのではなく、土の状態による変化を区別することが重要です。受入量を安定して管理するには、数値だけでなく、数値が示す土の状態も一緒に記録する必要があります。

検算項目5:ほぐれと沈下と締固めを確認する

土は掘削、運搬、荷下ろし、整形、締固めという工程を経るたびに状態が変わります。この状態変化を考慮しないと、伝票数量と現地計測数量の差を正しく解釈できません。

掘削前の地山は、土粒子が比較的密な状態で存在しています。掘削によって土がほぐれると粒子間の空隙が増え、見かけの体積が大きくなることがあります。このため、設計上の掘削土量と、車両に積み込まれた土の体積は一致しない場合があります。

運搬中は、車両の振動によって土が沈下します。荷台へ積み込んだ直後より、受入場所へ到着した時点の方が積載面が低くなることもあります。荷下ろし後は、土が不規則に積み上がり、再び大きな空隙を含む状態になります。その後、重機で敷きならすと土塊が崩れ、空隙が減少します。

受入土を転圧する場合は、さらに体積が小さくなります。伝票数量がほぐれた状態を想定しているのに、現地計測が転圧後であれば、現地数量が小さくなる可能性があります。逆に、荷下ろし直後の高い土山を計測すると、伝票数量より大きくなることもあります。

また、荷下ろしから計測までの時間も影響します。水分を含む土では、自重による沈下や排水によって土山の形状が変化します。数日間にわたって同じ場所へ積み上げる場合、先に受け入れた下層部分が後から載る土の重さで沈下することもあります。

そのため、現場で即土量を比較する際は、計測時の状態を統一します。荷下ろし直後に測るのか、敷きならし後に測るのか、転圧後に測るのかを決め、毎回同じ段階で計測することが重要です。やむを得ず状態が異なる場合は、計測記録にその状況を残します。

ほぐれや締固めによる体積変化を係数で補正する方法もありますが、係数は土質や施工条件によって変わります。一般的な目安だけで数量を確定せず、現場の実績を蓄積しながら妥当な範囲を設定する必要があります。

初期段階で数回、伝票累計と現地計測結果を比較し、現場固有の差の傾向を把握しておくと、その後の異常を見つけやすくなります。通常の条件で一定の差が生じることが分かれば、その範囲を超えたときに、記録漏れや範囲間違いなどを重点的に確認できます。

検算項目6:伝票の集計漏れと重複を確認する

土の状態や計測条件を確認しても説明できない差が残る場合は、伝票の集計方法を確認します。残土受入では、伝票の未提出、二重入力、日付違い、車両番号の記載間違い、取消分の未反映などが数量差の原因になることがあります。

紙の伝票と電子的な集計を併用している場合、転記時に数量や日付を誤る可能性があります。小数点の位置、単位、車両区分などの入力違いにも注意が必要です。体積と質量が同じ欄に入力されていると、集計上は数値として加算できても、実際には意味の異なる数量が混在します。

伝票番号が付されている場合は、番号の連続性を確認します。欠番があれば未回収や未入力の可能性があり、同じ番号が複数回登録されていれば重複の可能性があります。ただし、伝票の発行方法によっては番号が連続しない場合もあるため、運用ルールを確認したうえで判断します。

車両の入場記録、退出記録、搬入元の出荷記録、受入伝票を照合する方法も有効です。伝票はあるが入場記録がない場合や、入場しているが伝票がない場合は、記録の流れを確認します。場内へ入った後に荷下ろしを中止した車両や、積み荷を一部だけ降ろした車両があれば、通常の1台分として扱えないことがあります。

日付の切り替わりにも注意が必要です。夜間搬入や日をまたぐ運行では、搬入元の出発日と受入日が異なる場合があります。伝票を出発日で集計し、現地計測を受入日で比較すると、日単位では差が生じます。日々の数量では差が出ても、数日間の累計では一致に近づく場合は、このような時間差が考えられます。

場内で土を移動した場合の記録も必要です。受入区画から別の区画へ移動しただけであれば、受入総量は変わりませんが、区画別の現地計測数量は変化します。場外へ搬出した場合、改良材として使用した場合、別用途へ転用した場合は、受入伝票だけでなく払い出し記録も反映しなければなりません。

集計確認では、最初から全期間を調べるより、差が拡大した期間を絞り込む方が効率的です。現地計測を定期的に行っていれば、前回計測から今回計測までの伝票だけを対象に確認できます。日々の検算を小さな単位で繰り返すことが、原因調査の負担を減らします。

現場で即土量を検算する実務手順

残土受入時の検算は、計測だけを単独で行うのではなく、受入前の準備から記録までを一連の手順として整える必要があります。

最初に、受入区画の元地盤を計測します。既に土が置かれている場所へ追加搬入する場合は、追加前の土山表面を計測します。この基準面がなければ、受入後の表面だけを計測しても追加土量を正確に切り分けることが難しくなります。

続いて、計測対象の境界を決めます。受入区画の範囲、隣接区画との境界、既存土との境界、計測に含めない構造物などを確認します。境界は現場写真や簡単な位置記録とともに保存し、次回も同じ考え方で範囲を設定できるようにします。

搬入中は、伝票番号、受入時刻、車両区分、搬入元、記載数量、数量単位、土質の概要を記録します。雨天や荷台への付着、積載状態の変化など、数量に影響しそうな出来事があれば併記します。

計測は、あらかじめ決めた状態で実施します。荷下ろし直後に測る運用と、整形後に測る運用を混在させないことが重要です。安全を確保し、重機や搬入車両との作業範囲を分けてから土山全体を計測します。死角や急斜面がある場合は、無理に近づかず、計測漏れがない方法を検討します。

体積算出では、今回の計測面と基準面を同じ範囲で比較します。境界の外側を含めたり、基準面が存在しない範囲まで広げたりすると、不自然な体積が加算されることがあります。算出後は、平面上の範囲、最大高さ、平均的な厚さなども確認し、現場の見た目と大きく矛盾していないかを確認します。

次に、同じ期間の伝票数量を集計します。計測後に搬入された分、場内移動した分、場外へ搬出した分がないかを確認し、比較条件をそろえます。質量と体積が混在する場合は、換算根拠を明確にしたうえで比較します。

差を求めたら、数量だけで判断せず、差率や前回からの変化を見ます。毎回同程度の差が継続している場合は、土の状態や換算条件による構造的な差の可能性があります。特定の日だけ急に差が拡大した場合は、伝票漏れ、対象範囲の違い、車両変更、土質変化などを優先して確認します。

最後に、確認した原因と対応内容を記録します。原因が確定できない場合も、確認した項目と未確認事項を残しておけば、次回の検算で判断材料になります。現場で即土量を求めるだけでなく、その数値がどの条件で算出されたかを残すことが実務では重要です。

数量差を継続的に管理する記録方法

残土受入の検算は、一度だけ詳細に実施するより、一定の方法で継続する方が効果的です。日々の記録が蓄積されると、その現場で通常どの程度の差が生じるのかを把握できるため、異常な変化を発見しやすくなります。

記録には、計測日、計測時刻、計測者、対象区画、基準面、受入後の状態、現地計測体積、伝票累計数量、数量単位、換算条件、差、差率を含めます。さらに、天候、土質、含水状態、転圧の有無、場内移動の有無なども記録します。

基準面の名称は毎回統一します。受入前地盤、前回計測面、設計面などが混在すると、どの面との差を計算したのか分からなくなります。計測データの保存名にも日付、区画、受入前後の区分を含め、後から検索しやすくします。

写真は、土山全体、境界、積載状態、特記事項を確認できる位置から撮影します。毎回おおむね同じ位置と方向から記録すると、土山の変化を視覚的に追いやすくなります。ただし、写真だけで体積を判断するのではなく、計測結果の補助資料として使用します。

差の理由を記録する欄も設けます。単に誤差と記載するのではなく、雨天による含水増加、計測後の追加搬入、整形前後の状態違い、伝票入力の遅れなど、確認できた事実を具体的に残します。推定である場合は、確定事項と区別して記録します。

一定期間ごとに、伝票数量と現地計測数量の累計推移を確認します。日単位では時間差による変動があっても、週単位や区画完了時には差が縮小する場合があります。反対に、累計差が一方向へ拡大し続ける場合は、1台当たり数量、換算条件、計測範囲などを見直す必要があります。

計測担当者が変わっても同じ結果に近づけるよう、境界の決め方、基準面の選び方、計測時点、記録項目を手順として共有します。担当者ごとに方法が変わると、実際の土量変化と計測方法の違いを区別できなくなるためです。

検算結果を受入計画へ反映するポイント

検算結果は、差を報告して終わりにするのではなく、今後の受入計画へ反映することで価値が高まります。

現地計測数量が伝票数量より継続的に大きい場合は、残容量が計画より早く減少する可能性があります。受入終了予定までの残り数量を確認し、区画の追加、積み方の変更、整形方法の見直しなどを早めに検討します。置場が満杯に近づいてから対応を始めると、搬入車両の待機や受入停止が発生するおそれがあります。

反対に、現地計測数量が継続的に小さい場合は、締固め、沈下、含水状態、質量換算などの影響を確認します。差の原因が合理的に説明できれば問題とは限りませんが、伝票の重複や数量設定の不整合がないかも確認します。

受入元ごとに差の傾向が異なる場合は、土質や積載方法の違いが考えられます。すべての搬入を一つの条件で管理するのではなく、搬入元や土質区分ごとに傾向を整理すると、より実態に合った計画を立てやすくなります。

車両区分ごとの差が大きい場合は、1台当たり数量の設定を見直します。ただし、一時的な計測結果だけで設定を変更すると、別の条件で不整合が生じる可能性があります。複数回の実績を比較し、積載状態や土質の変化を確認したうえで判断します。

計測頻度は、受入量や残容量に応じて調整します。受入初期は、基準となる差の傾向を把握するため、比較的短い間隔で計測する方法が有効です。傾向が安定した後は、一定の搬入量ごと、区画ごと、週ごとなど、現場に適した頻度へ変更できます。残容量が少なくなった段階では、再び計測頻度を上げることで受入超過を防ぎやすくなります。

現地計測から受入計画を更新するときは、算出値を絶対的な数量として扱わず、計測条件や想定される変動幅も考慮します。土山の形状、基準面、計測密度などによって一定の差が生じる可能性があるため、残容量には余裕を持たせることが重要です。

LRTK Phoneで受入土量の確認を効率化する

残土受入時に現場で即土量を検算するには、受入前後の地形を同じ基準で計測し、必要な範囲の体積を算出できる環境が求められます。計測のたびに専門的な機器を大がかりに設置し、事務所へ戻って処理する方法では、日常的な検算を続けにくい場合があります。

LRTK Phoneを活用すると、現場で位置情報を持った点群を取得し、受入前後の形状確認や土量算出へつなげられます。受入区画を計測し、その場で形状を確認できれば、土山の裾や計測漏れに気付いた段階で追加計測を行いやすくなります。

受入前の元地盤や前回の土山表面を保存しておけば、今回の計測結果との比較に利用できます。毎回同じ座標基準で記録することにより、継ぎ足された土量や区画ごとの変化を追跡しやすくなります。計測日や対象区画を整理して保存すれば、伝票との差が拡大した時期を確認する際にも役立ちます。

従来、土量確認を外部の計測作業や特定の担当者だけに依存していた現場では、必要な時点ですぐに数量を把握できないことがありました。日常的に扱える計測環境を整えることで、受入完了後の確認だけでなく、搬入途中の検算や残容量の確認にも利用できます。

ただし、機器を使用すれば自動的に正しい受入量が得られるわけではありません。計測前の基準面、対象範囲、土山の状態、伝票との集計期間をそろえる必要があります。LRTK Phoneによる計測結果も、伝票、現場写真、土質記録、場内移動記録と組み合わせて判断することが重要です。

土量計測を特別な検査として扱うのではなく、日々の受入管理の一部として行えるようにすると、差が小さい段階で原因を確認できます。現場担当者が必要な時点で計測し、結果を関係者と共有できる体制は、受入数量の説明性と管理の継続性を高めます。

まとめ

残土受入時に伝票数量と現地の土量が一致しない場合、直ちに伝票の誤りや搬入数量の不足と判断することはできません。伝票と現地計測では、数量の基準、単位、計測時点、土の状態が異なる可能性があるためです。

検算では、数量の基準と単位、計測時点と対象範囲、車両ごとの積載状態、土質と含水状態、ほぐれや沈下や締固め、伝票の集計漏れや重複という6項目を順番に確認します。この流れで確認すれば、正しく記録されていても生じる差と、追加調査が必要な差を分けやすくなります。

現地計測では、受入前の基準面を保存し、毎回同じ範囲と同じ状態で計測することが重要です。伝票についても、単位、車両区分、搬入元、集計期間をそろえ、場内移動や場外搬出を反映させます。

検算を継続すると、現場固有の数量差の傾向が分かるようになります。通常の差を把握できれば、急な変化を早期に発見し、伝票漏れ、土質変化、計測範囲の間違いなどを効率的に調査できます。受入場所の残容量も実態に合わせて見直せるため、受入超過や計画変更の遅れを防ぎやすくなります。

伝票を受け取って集計するだけの管理から、現地の形状を定期的に計測して照合する管理へ移行することで、残土数量の根拠をより明確にできます。受入前後の計測、土量算出、記録共有を現場で進める次の一歩として、LRTK Phoneの活用を検討してみてください。

現場を3Dで残して、あとから測る。
実際の画面と動画で使い方を確認できます。

LRTK Phoneの使い方・実例を見る
資料請求導入相談
現場をスマホで3DスキャンLRTK Phone実例を見る