LRTKレフィクシア株式会社

丸太の体積計算で末口径と長さから求める5つの方法

丸太の体積計算で最初に整理すること

丸太の体積計算は、木材の仕入れ、受け入れ検査、在庫管理、運搬計画、伐採量の把握、製材前の歩留まり分析など、さまざまな場面で必要になります。本数だけでは太さや長さの違いを比較しにくいため、立方メートルで表した材積や推定体積を求めると、異なる丸太を共通の尺度で管理しやすくなります。

ただし、丸太は直径が一定の円柱ではありません。一般には元口側が太く、末口側へ向かうほど細くなります。断面も真円とは限らず、楕円形になっていたり、樹皮の凹凸、節、欠け、割れ、曲がり、根張りなどがあったりします。そのため、一つの式で実際の形状を完全に再現することはできません。

最初に整理したいのは、求めたい数値の目的です。売買や検収に使う規格上の材積、丸太そのものの外形体積、樹皮を除いた木部体積、運搬や保管のための概算体積、製材後の製品量の見込みは、同じ数値ではありません。目的が異なれば、採用すべき測定方法や計算式も変わります。

特に、取引上の材積と幾何学的な体積は区別が必要です。円柱法や円すい台法は形状を幾何学的に近似する方法です。一方、末口自乗法は、末口径と長さから一定の規則で材積を求める標準的な方法であり、末口径を直径とする円柱体積とは計算の考え方が異なります。

正式な表示や取引に用いる場合は、契約条件、適用する規格、発注者の仕様、地域や市場の運用を優先します。内部管理用の推定体積を別に求める場合も、正式な材積と同じ欄へ混在させず、計算方法を明記して保存することが重要です。

計算結果を比較するときは、末口径の定義、樹皮を含むか、長さの測り方、端数処理、計算式、テーパー係数をそろえます。同じ丸太でも、これらの条件が違えば結果は一致しません。数値の大小だけでなく、その数値が何を表しているかを確認することが体積計算の出発点です。

末口径と長さを正しく測定する方法

末口とは丸太の細い側の木口であり、末口径はその木口の径です。ただし、どの方向を測るか、樹皮を含めるか、端数をどう処理するかは、用途によって異なります。

幾何学的な外形体積を推定する目的では、木口が楕円形なら互いに直角な二方向の径を測り、平均径を代表値として使う方法があります。例えば、一方向が32.6センチメートル、直交方向が30.8センチメートルなら、単純平均は31.7センチメートルです。ただし、この平均径は便宜的な推定値であり、正式なJAS材積の径と同じとは限りません。

現行の素材の日本農林規格であるJAS 1052:2022では、通常の丸太の径は原則として最小径を用い、一定以上に偏平な丸太については定められた補正を行います。また、径の測定は樹皮を除いて行うとされています。電柱用は別の測定方法です。したがって、JASに基づく材積を求める場合に、直交二方向の単純平均をそのまま採用するのは適切ではありません。

木口に欠けや割れがある場合も、外周の最大寸法をそのまま径とみなすのではなく、適用する規格や社内手順に従います。根張りや局部的な張り出しを含めると、一本ごとの測定差が大きくなります。測定器具の当て方、測定位置、欠損部の扱いを写真や図で標準化しておくと、担当者が変わっても再現性を保ちやすくなります。

長さについても、実測長と採用長を分けて記録すると管理しやすくなります。JAS 1052:2022では、素材の長さは原則として両木口を結ぶ最短直線とされ、径と長さには所定の単位寸法と端数処理があります。一般の丸太では、長さは原則として0.2メートル単位で、単位に満たない端数を切り捨てますが、規格に定められた例外寸法もあります。

一方、運搬計画では余尺を含む実際の全長が重要になることがあります。曲がりのある丸太では、両端を結ぶ直線距離と中心軸に沿った長さが一致しません。正式な材積には適用基準の長さを使い、車両への積み付けや加工検討には実形状に合う長さを別項目で保存します。

単位の混在にも注意が必要です。末口径をセンチメートル、長さをメートルで記録する運用は一般的ですが、円柱法や円すい台法では径をメートルへ換算してから計算します。入力欄に単位を明記し、センチメートル、ミリメートル、メートルが混在しないようにします。

方法1 末口径を使って円柱として計算する

最も分かりやすい方法は、丸太全体を末口径と同じ直径の円柱として扱う計算です。末口径を直径とする円の面積を求め、それに長さを掛けます。

末口径をdメートル、長さをLメートルとすると、体積Vは次の式で求められます。

V=π×(d÷2)の二乗×L

末口径をdセンチメートルで記録している場合は、dを100で割ってメートルへ換算します。

V=π÷4×(d÷100)の二乗×L

例えば、末口径30センチメートル、長さ4メートルなら、径は0.30メートル、半径は0.15メートルです。断面積はπ×0.15×0.15で約0.0707平方メートルとなり、長さ4メートルを掛けると約0.283立方メートルです。

円柱法の利点は、式の意味が分かりやすく、短時間で計算できることです。末口径と同じ太さが全長に続くと仮定するため、他の方法と比較するための基準値にもできます。

一方、一般的な丸太は元口側ほど太いため、末口径だけの円柱として計算すると、実際の外形体積より小さく出る傾向があります。長い丸太やテーパーが大きい丸太では差が広がります。ただし、曲がりや欠損が大きい場合は、単純に常に小さくなるとは限りません。

円柱法の数値は、製材後に得られる製品体積を示すものでもありません。製材歩留まりは、曲がり、節、割れ、腐朽、木取り、必要寸法などに左右されます。円柱体積から一定割合を掛けるだけで、常に正確な製品量を求められるわけではありません。

方法2 末口自乗法で材積を計算する

末口自乗法は、末口径と長さから規則に基づく材積を求める方法です。計算項目が少なく、多数の丸太を共通の基準で処理しやすい点が特徴です。

ただし、長さに関係なく同じ式を使うわけではありません。JAS 1052:2022の標準的な計算では、長さが6メートル未満の丸太は、径Dをセンチメートル、長さLをメートルとして、次の式を使います。

材積A=Dの二乗×L÷10000

長さが6メートル以上の丸太は、次の補正式を使います。

材積A={D+(L'-4)÷2}の二乗×L÷10000

ここでL'は、長さをメートルで表し、1に満たない端数を切り捨てた値です。したがって、Dの二乗×L÷10000という式を、6メートル以上の丸太にもそのまま適用するのはJASの標準計算とは一致しません。

例えば、末口径30センチメートル、長さ4メートルの丸太は6メートル未満なので、30×30×4÷10000となり、材積は0.36立方メートルです。同じ丸太を末口径の円柱として計算した約0.283立方メートルとは一致しません。

この差は、末口自乗法が円の断面積をそのまま使う幾何学的な円柱計算ではないためです。同じ径と長さなら、6メートル未満の末口自乗法は、円柱法より約27パーセント大きい値になります。ただし、その差が実際の外形体積に対する過大または過小を一律に示すわけではありません。丸太のテーパーや形状によって、実体積との関係は変わります。

正式なJAS材積を計算する場合は、径と長さの測定方法、単位寸法、端数処理、材積の丸めも規格に合わせます。JAS 1052:2022では、材積は原則として小数第4位を四捨五入して小数第3位までとし、0.001立方メートル未満の数値は別の丸め方が定められています。独自の小数径や実測長をそのまま使った値は、社内の参考値としては利用できますが、JASに基づく表示値とは区別します。

末口自乗法は、一本ごとの真の外形体積を厳密に再現する方法ではありません。取引や集計で用いる材積として使う場合は、契約や市場の取り決めを優先し、計算式と測定条件を記録します。

方法3 末口径にテーパー補正を加えて計算する

丸太は末口から元口へ向かって太くなることが多いため、末口径だけの円柱法では外形体積を小さく見積もりやすくなります。そこで、末口径と長さから元口径を推定し、平均直径を使って円柱として近似する方法があります。

末口径をdセンチメートル、長さをLメートル、1メートル当たりの直径増加量をkセンチメートルとすると、推定元口径Dは次の式で表せます。

D=d+k×L

平均直径dmは次のようになります。

dm=(d+D)÷2

この平均直径をメートルへ換算し、円柱法へ当てはめます。

例えば、末口径30センチメートル、長さ4メートル、1メートル当たりの直径増加量を1センチメートルと仮定すると、推定元口径は34センチメートルです。平均直径は32センチメートルとなり、これを円柱として計算すると約0.322立方メートルです。

この方法で最も重要なのは、テーパー係数の根拠です。樹種、樹齢、立地、採材位置、径級、丸太の長さによって、直径の変化は異なります。すべての丸太に一律の係数を当てると、対象群が変わったときに誤差が広がる可能性があります。

テーパー係数は、実際に末口径と元口径を測った記録から求めます。例えば、末口径32センチメートル、元口径38センチメートル、長さ4メートルなら、直径差6センチメートルを4メートルで割り、平均的なテーパーは1メートル当たり1.5センチメートルです。

複数本の実測値から係数を求める場合は、樹種、径級、採材位置、伐採地などで分類します。元玉と上部の丸太を同じ群にまとめると、平均値がどちらの形状も十分に表さないことがあります。

平均直径による円柱近似は簡便ですが、円すい台の式と完全に同じではありません。末口径と元口径の差が小さい場合は近い値になりますが、差が大きいほど計算結果の違いが広がります。

方法4 円すい台として体積を計算する

末口から元口まで直径がほぼ直線的に変化すると考えられる場合は、丸太を円すい台として近似できます。末口径d、元口径D、長さLをすべてメートル単位にそろえると、体積Vは次の式で求められます。

V=π×L÷12×(Dの二乗+D×d+dの二乗)

末口径しか測定していない場合は、方法3と同様にテーパー係数から元口径を推定します。末口径30センチメートル、長さ4メートル、1メートル当たり1センチメートル太くなると仮定すれば、推定元口径は34センチメートルです。

dを0.30メートル、Dを0.34メートル、Lを4メートルとして計算すると、体積は約0.322立方メートルです。この条件では平均直径による円柱近似と近い値になりますが、円すい台法は断面積の変化を式に反映しています。

元口径を実測できる場合は、推定値ではなく実測値を使うことで、テーパー係数に由来する不確かさを減らせます。ただし、円すい台法も丸太を滑らかな回転体として近似する方法です。断面の偏平、曲がり、途中の膨らみ、欠損、根張りを完全には表せません。

円すい台法による推定値を保存するときは、末口径、元口径または推定元口径、長さ、樹皮の扱い、使用したテーパー係数を併記します。推定元口径を使った場合は、その係数を実測データから求めたのか、仮定したのかも区別します。

方法5 複数区間に分けて体積を積算する

丸太の太さが長さ方向に一定の割合で変化しない場合は、全長を複数の区間へ分け、区間ごとの体積を合計する方法が有効です。長い丸太、元口付近だけ急に太くなる丸太、途中に膨らみがある丸太では、一つの円柱や円すい台より形状を反映しやすくなります。

例えば、長さ6メートルの丸太を2メートルずつ三つの区間に分けます。末口径を28センチメートルとし、末口側の区間では1メートル当たり0.5センチメートル、中間区間では1センチメートル、元口側では2センチメートルずつ直径が増えると仮定します。

最初の区間の太い側は29センチメートル、次の区間の太い側は31センチメートル、最後は35センチメートルです。各区間を28から29センチメートル、29から31センチメートル、31から35センチメートルの円すい台として計算し、その体積を合計します。

区間ごとの式は方法4と同じです。区間長をl、細い側の径をd、太い側の径をDとすると、区間体積はπ×l÷12×(Dの二乗+D×d+dの二乗)です。すべてメートル単位にそろえて計算します。

区間分割法の利点は、形状変化に合わせて区間を短くできることです。元口側だけ急に太い場合は、その部分の区間を細かくします。中間径を実測できる場合は、推定だけで計算するより実形状を反映しやすくなります。

ただし、末口径と長さしか実測していない状態で区間だけを細かくしても、自動的に精度が上がるわけではありません。各境界の径がすべて仮定値なら、誤差の原因は残ります。区間数より、推定係数の根拠と実測による検証が重要です。

実務では、全数について末口径と長さを記録し、一定本数ごとに末口径、中間径、元口径を追加測定する方法があります。抜き取り結果から樹種や径級ごとの区間別テーパーを求め、定期的に更新すれば、仕入れ先や伐採地が変わったときの形状差にも対応しやすくなります。

5つの体積計算方法を使い分ける判断基準

円柱法は、簡単な外形体積の概算や比較基準に向いています。短い丸太や、長さ方向の径変化が小さい材では使いやすい方法です。ただし、正式なJAS材積とは別の幾何学的推定値として管理します。

末口自乗法は、規格や取引ルールに沿って多数の丸太を統一的に処理する用途に向いています。6メートル未満と6メートル以上ではJASの標準式が異なるため、長さ区分を判定してから計算します。

テーパー補正を加えた平均直径法は、末口径しか測れないものの、円柱法より元口側の太さを反映したい場合に使えます。信頼できるテーパー係数を用意できることが前提です。

円すい台法は、末口から元口まで太さが比較的なだらかに変化する丸太に適しています。元口径を実測できれば、推定係数に頼る部分を減らせます。

区間分割法は、長い丸太や、区間ごとにテーパーが変わる丸太に向いています。中間径を実測できるほど、形状を反映しやすくなります。

正式な取引数量では、最も精密そうに見える方法を独自に選ぶのではなく、契約や適用基準で指定された方法を使います。内部管理で別の推定体積を求める場合は、正式材積と項目名を分け、第三者が再計算できるように条件を保存します。

末口径と長さから計算する具体例

末口径36センチメートル、長さ4.5メートルの丸太を例に、複数の方法を比較します。ここでは、外形体積を推定するためのテーパーを1メートル当たり1.2センチメートルと仮定します。

円柱法では、径0.36メートル、半径0.18メートルとして計算します。π×0.18×0.18×4.5となり、体積は約0.458立方メートルです。

末口自乗法では、長さが6メートル未満なので、36×36×4.5÷10000を計算します。結果は0.5832立方メートルです。正式なJAS表示値とする場合は、規格に従った径、採用長、端数処理、丸めを適用します。

テーパー補正による平均直径法では、直径増加量は1.2×4.5で5.4センチメートルです。推定元口径は41.4センチメートル、平均直径は38.7センチメートルです。径0.387メートルの円柱として計算すると、約0.529立方メートルです。

円すい台法では、末口径0.36メートル、推定元口径0.414メートル、長さ4.5メートルを使います。計算結果は約0.530立方メートルです。

この例では、円柱法が約0.458立方メートル、末口自乗法が0.5832立方メートル、テーパーを反映した幾何学的推定が約0.529から0.530立方メートルとなります。結果が違うのは、計算ミスではなく、各方法が別の考え方で数量を表しているためです。

最も大きい値や小さい値を選ぶのではなく、取引材積なのか、末口径と同じ円柱の体積なのか、推定元口径を含む外形体積なのかを確認します。

丸太の体積計算で起こりやすい誤差

最も影響が大きいのは径の測定誤差です。径は二乗して使うため、測定値が少し違うだけでも計算結果の差が拡大します。楕円形の木口を一方向だけ測る場合は、測定方向によって値が変わります。

正式な材積では適用基準の径を使い、外形推定では採用した代表径の求め方を明記します。直交二方向を測った場合は、元の二つの径も保存しておくと、平均径、短径、別の補正式へ後から再計算できます。

単位の混在も重大な誤差につながります。円柱法で径をセンチメートルのまま使い、長さだけをメートルで入力すると、立方メートルとして正しい結果になりません。計算シートでは、入力単位を固定し、式の中で換算する方法を統一します。

長さについては、実測長と採用長の取り違えに注意します。余尺を含む実測長、JASや契約で採用する長さ、運搬に必要な全長を別々に保存すれば、目的に応じて再計算できます。

樹皮の扱いも結果へ影響します。樹皮付き外径と樹皮を除いた木部径は異なり、樹皮が厚いほど体積差が大きくなります。JAS材積では樹皮を除いた測定が原則ですが、保管や運搬の外形体積を求める場合は樹皮を含めることがあります。

テーパー係数は、樹種や採材位置が変わると合わなくなる可能性があります。推定元口径と実測元口径の差を継続的に記録し、偏りが続く場合は係数を更新します。

転記ミスや入力ミスにも注意が必要です。末口径32センチメートルを23センチメートルと入力する、長さ4.0メートルを40メートルと入力する、丸太番号と測定値が一行ずれるといった誤りがあります。入力範囲の警告や重複番号の確認を使い、異常値は自動削除せず、現物や写真と照合します。

大量の丸太を効率よく集計する方法

多数の丸太を扱う場合は、一本ごとの計算を手作業で繰り返すより、測定、入力、計算、確認の流れを標準化します。最初に丸太ごとの識別番号を付け、末口径、長さ、樹種、樹皮の状態、採材位置、計算方法を同じ記録へまとめます。

識別番号は、測定票、写真、計算結果、在庫台帳で共通にします。札が外れる可能性がある場合は、木口の番号、全景、周辺配置も撮影します。

計算票では、入力値と計算値を分けて保存します。末口径と長さという元データが残っていれば、計算方法や係数を変更しても再計算できます。計算結果だけを保存すると、後から端数処理や式を検証できません。

正式な材積には指定された末口自乗法を使い、内部管理用に円柱法や円すい台法を併記する運用も考えられます。その場合は、同じ列へ混在させず、材積区分と計算方式の版を明記します。

径級、長さ、樹種ごとに想定範囲を設定し、極端に外れる値を再測定対象として抽出します。合計値だけでなく、樹種別、径級別、長さ別、仕入れ先別に集計すれば、在庫の構成や加工予定を判断しやすくなります。

計算方法、端数処理、テーパー係数を変更した場合は、変更日と適用範囲を記録します。旧方式と新方式の数値を同じ条件として比較すると、実際の数量変化ではない見かけ上の増減が生じます。

体積計算の結果を実務で活用するポイント

仕入れや受け入れ検査では、契約で定めた方法による材積を使用します。担当者の判断で径の採り方や計算式を変更すると、納入側と受け入れ側で数量が一致しなくなる可能性があります。

在庫管理では、入荷材積、加工投入材積、製品体積を関連付けることで歩留まりを分析できます。ただし、末口自乗法の材積と、幾何学的な製品体積を比較する場合は、計算定義が違うことを前提に評価します。

運搬計画では、体積だけでなく重量と積み付け状態を確認します。木材の重量は、樹種、含水状態、密度、樹皮量によって変わります。同じ体積でも重量は一定ではないため、必要に応じて計量結果と照合し、車両の積載条件を守ります。

保管計画では、一本ごとの材積合計と、丸太を積み上げた山の見掛け体積を区別します。丸太の間には空隙があるため、集積範囲の縦、横、高さから求めた体積は、個別材積の合計とは一致しません。

計算値の信頼性を高めるには、測定状況を後から確認できる記録が必要です。末口の木口、径を測った位置と方向、長さの始点と終点、樹皮の状態、識別番号が分かる写真を残します。

位置、撮影方向、時刻を測定値とひも付ければ、再測定や現場確認を効率化できます。一本ごとの材積計算と、集積場所全体の三次元的な記録を組み合わせると、登録漏れ、移動、積み替えによる数量差を発見しやすくなります。

まとめ

丸太の体積計算では、末口径と長さを基本情報として、円柱法、末口自乗法、テーパー補正による平均直径法、円すい台法、区間分割法を使い分けられます。

円柱法は分かりやすい幾何学的な概算です。末口自乗法は、規格や取引ルールに基づく材積計算に使われますが、JASの標準式は6メートル未満と6メートル以上で異なります。テーパー補正法と円すい台法は、元口側の太さを反映した外形体積の推定に使えます。区間分割法は、途中で形状変化が異なる丸太に向いています。

正式なJAS材積を求める場合は、末口径を単純な直交二方向の平均とせず、規格で定められた径、樹皮の扱い、長さ、単位寸法、端数処理を適用します。内部管理用の推定体積を求める場合も、計算式と測定条件を記録します。

丸太番号、末口径、長さ、現場写真、位置情報をまとめて管理し、保管状況や集積形状も記録したい場合は、現場計測を効率化する選択肢としてLRTK Phoneを活用できます。

現場を3Dで残して、あとから測る。
実際の画面と動画で使い方を確認できます。

LRTK Phoneの使い方・実例を見る
資料請求導入相談
現場をスマホで3DスキャンLRTK Phone実例を見る