LRTKレフィクシア株式会社

深夜0時をまたぐ運搬も正確に集計|土量管理ツールの4設定

深夜0時をまたぐ運搬で集計誤差が起こる理由

夜間工事や交通規制下の作業では、夕方から始まった土砂運搬が深夜0時を越えて続くことがあります。現場の担当者にとっては、作業開始から終了までが一つの夜間作業です。しかし、土量管理ツールが暦日の0時を基準に集計している場合、同じ作業が前日分と翌日分に分割されます。 たとえば、ある車両が23時50分に積込場所を出発し、翌日の0時20分に受入先へ到着したとします。搬出時刻を基準にすれば前日の運搬ですが、到着時刻を基準にすれば翌日の運搬です。搬出側と受入側が別々に日付集計されると、前日には搬出量だけが多く表示され、翌日には受入量だけが多く表示されます。 実際の運搬は一回であるにもかかわらず、日報上では前日に未着車両が残り、翌日には搬出記録のない受入れが発生したように見えます。管理者は原因を確認するため、車両番号、出発時刻、到着時刻、数量、搬出先を一件ずつ照合しなければなりません。 深夜運搬の集計誤差は、搬出量と受入量だけの問題ではありません。車両の運搬回数、協力会社別の実績、運転担当者別の回数、受入先別の数量、工区別の進捗、時間帯別の生産性にも影響します。出発と到着が別日に分かれることで、一回の運搬が二件として数えられたり、反対に完了件数へ含まれなかったりする可能性があります。 また、日報の締め処理が0時に自動実行される場合も注意が必要です。0時時点で走行中の車両は未完了として残ります。その後に到着記録が入力されても、前日の日報が確定済みであれば、自動的に前日分へ反映されないことがあります。 通信圏外で使用する現場では、さらに複雑になります。実際には深夜に記録されたデータでも、通信が回復した翌朝に管理側へ送信されることがあります。送信時刻を作業時刻として扱う設定では、前夜の運搬が翌朝の実績へ入ってしまいます。 正確な集計に必要なのは、すべての記録を0時で分割することではありません。現場の作業日をどの時刻で区切るか、一回の運搬をどの範囲で管理するか、どの時刻を正式な記録として採用するか、修正後にどのように再集計するかを統一することです。 運搬土量 管理 ツールを選ぶ際には、入力画面の使いやすさだけでなく、深夜0時をまたぐ一連の運搬を途切れさせずに管理できるかを確認する必要があります。

設定1|現場の稼働に合わせて作業日の締め時刻を決める

最初に必要な設定は、土量実績を集計する作業日の締め時刻です。一般的な暦日は0時から23時59分までですが、夜間施工ではこの区切りが実際の稼働と一致しない場合があります。 たとえば、20時に作業を開始して翌日の3時に終了する現場では、午前4時や午前5時を作業日の区切りに設定する方法があります。この設定であれば、翌日の0時から3時までに記録された運搬も、前日から続く夜間作業の実績としてまとめられます。 ここで重要なのは、画面上の日付表示だけを変更しないことです。検索、集計、日報、データ出力、承認、確定処理のすべてで同じ締め時刻を使用しなければなりません。管理画面では前日の実績に見えていても、出力したデータが暦日で分割されていると、表計算ソフトなどで再集計した際に数量が変わります。 締め時刻は、現場ごとに設定できることが望まれます。昼間作業が中心の現場と、夜間作業が中心の現場では適切な区切りが異なるためです。会社全体で一律に午前5時締めとすると、早朝から稼働する現場では新しい作業日の開始が分かりにくくなる場合があります。 現場単位で締め時刻を決める際は、通常の作業終了時刻だけでなく、最終車両の受入確認が完了する時刻も考慮します。搬出作業が2時に終わっていても、最後の車両が受入先へ到着するのが2時30分であれば、それより前に日報を締めると未完了記録が残ります。 締め時刻を遅くしすぎることにも注意が必要です。日報の確認や提出が午前中に予定されている場合、締め時刻が遅いと管理者の確認時間が不足します。通常の最終到着時刻に、未完了記録を確認するための時間を加えて設定すると運用しやすくなります。 作業日の名称も統一しておく必要があります。たとえば、7月10日20時から7月11日3時までの作業を「7月10日作業日」と扱う場合、現場担当者、管理者、協力会社の全員が同じ認識を持つことが重要です。帳票上で単に「7月10日」と表示するだけでは、暦日なのか作業日なのか判断できません。 そのため、管理画面や日報では「作業日」と「実際の記録日時」を区別して表示できると確認しやすくなります。集計上は7月10日作業日であっても、個別記録には7月11日0時20分到着という実日時を残します。これにより、作業日単位の数量管理と、時系列による運搬確認を両立できます。 締め時刻を変更する場合は、適用開始日を明確にします。過去の記録へ新しい締め時刻を適用すると、すでに提出した日報の数量が変わる可能性があります。変更日以降のデータだけに適用するのか、特定期間を再集計するのかを決め、変更前後の結果を追跡できる状態にします。 月の途中で締め時刻を変更すると、日次実績だけでなく月次実績にも影響します。変更前は翌日分だった運搬が、変更後は前日分になる場合があるためです。締め時刻は試験運用で妥当性を確認したうえで、本格稼働後はむやみに変更しないことが大切です。 受入先と搬出現場で作業日の基準が異なる場合もあります。搬出現場では前日の夜間作業として扱い、受入先では実際に到着した翌日の数量として処理するケースです。この違いを無理に統一すると、どちらかの帳票と合わなくなります。 土量管理ツールには、搬出側の作業日と受入側の実日付を別々に保持できることが望まれます。現場日報では作業日、受入記録との照合では実日付、社内の原価管理では社内ルールに基づく計上日を使い分けられれば、目的に応じた集計ができます。

設定2|搬出から受入れまでを一つの運搬としてひも付ける

二つ目の設定は、積込、搬出、到着、受入れを一つの運搬として管理することです。深夜0時をまたぐ場合、各工程を日付だけで関連付ける方法では、同一の運搬を正しく判定できないことがあります。 一回の運搬ごとに識別情報を付ければ、23時台に出発し、翌日の0時台に到着しても、同じ運搬として追跡できます。集計時には、出発件数と到着件数を別々に数えるのではなく、完了した運搬単位を一回として数えます。 運搬単位には、車両、運転担当者、積込場所、搬出場所、受入先、土砂区分、出発時刻、到着時刻、数量、運搬状態などをひも付けます。現場の運用に応じて、工区、積込担当者、写真、位置情報、受入確認者、補足事項も関連付けます。 一つの運搬記録に情報がまとまっていれば、数量差が発生したときに原因を確認しやすくなります。搬出時の数量と受入時の数量が異なる場合も、別々の記録を探す必要がなく、同じ運搬単位の中で比較できます。 深夜運搬では、未完了状態の管理が特に重要です。23時50分に出発し、0時時点で走行中の車両を、異常や入力漏れとして処理してはいけません。運搬状態を出発済みや走行中として保持し、翌日に到着記録が入力された時点で完了へ更新します。 0時に日報を作成する場合でも、走行中の記録は削除せず、未完了件数として表示します。その後、到着が確認されたら、設定した作業日へ反映します。この仕組みがなければ、翌日の到着記録を新しい運搬として登録してしまい、二重計上につながります。 未完了記録を無期限に残す運用も適切ではありません。通常の運搬所要時間を大きく超えても到着記録がない場合は、確認対象として表示する必要があります。ただし、自動的に異常と確定したり、別日の運搬へ変更したりするのではなく、管理者が状況を確認できる状態にします。 数量をどの時点で確定するかも決めておきます。積込時の目安数量を速報値として使用し、受入時に確認された数量を確定値とする方法があります。搬出側で確定した数量を正式値とし、受入側の数量を照合値として残す方法もあります。 どちらの方法でも、後から入力された値で元の値を消してしまう運用は避けます。積込時数量、搬出時数量、受入時数量、確定数量を区別し、それぞれの記録時刻を保持すれば、数値が変わった理由を確認できます。 一回の運搬をどの時点で完了とするかも、利用目的によって異なります。土量実績だけを管理するなら、受入確認が完了した時点で一回として数えられます。一方、配車効率を分析するなら、受入先から搬出現場へ戻るまでを一つの運搬サイクルとして管理する必要があります。 深夜0時をまたぐと、出発、受入れ、帰着がすべて異なる暦日になることがあります。運搬単位で管理していれば、日付が変わっても出発から帰着までの所要時間を計算できます。車両ごとの回転時間や待機時間を把握する際にも有効です。 重複登録への対策も必要です。通信状態が悪い場所では、登録が完了したか分からず、作業者が同じ操作を繰り返すことがあります。特に日付が変わる前後では、画面の表示日が切り替わり、直前の記録を見失う可能性があります。 同じ車両、近い時刻、同じ搬出場所、同じ受入先、近い数量の記録が連続した場合は、重複候補として確認できる仕組みが役立ちます。ただし、短時間に同条件の運搬を繰り返す現場もあるため、機械的に一件を削除するのではなく、管理者が内容を確認して判断します。 車両が途中で故障した場合や、別車両へ積み替えた場合の扱いも決めます。一つの運搬をそのまま完了にするのか、途中で中止し、新しい運搬へ引き継ぐのかによって集計結果が変わります。例外的な運搬も元の記録との関係を残し、数量が二重に計上されないようにします。 搬出先が走行中に変更された場合も、新しい運搬を作り直すのではなく、元の運搬記録へ変更履歴を残す方法が適しています。変更前の受入先、変更後の受入先、指示時刻、承認者を記録すれば、日付をまたいだ後でも変更理由を確認できます。

設定3|記録時刻と端末時刻の基準を統一する

三つ目の設定は、集計に使用する時刻の基準を統一することです。深夜0時の前後では、数分の時刻ずれでも作業日が変わる可能性があります。日中であれば大きな影響がない端末時刻のずれも、日付境界では数量の計上先を変える原因になります。 実際には23時59分に搬出した車両でも、端末の時計が三分進んでいれば、記録上は翌日の0時2分となります。作業日の締め時刻が0時であれば、同じ運搬が翌日分へ計上されます。 現場では、運転担当者の端末、積込場所の記録端末、受入先の確認端末、管理者の閲覧端末など、複数の端末を使用することがあります。それぞれの時計がずれていると、到着時刻が出発時刻より早く表示されるなど、時系列上の矛盾が生じます。 どの時刻を正式な記録として使うかは、あらかじめ決めておかなければなりません。端末で操作した時刻を発生時刻とし、管理側がデータを受信した時刻を受信時刻として別々に保持する方法が有効です。 通信圏内であれば、発生時刻と受信時刻はほぼ同じです。しかし、通信圏外では深夜に保存したデータが翌朝に送信されることがあります。受信時刻だけを使うと、前夜の運搬が翌朝分へ計上されてしまいます。 作業実績の集計には、現場で実際に操作した発生時刻を使用します。受信時刻は、通信遅延や同期状況を確認するために利用します。二つの時刻を区別すれば、翌朝に同期された記録でも、実際の作業日へ戻して集計できます。 ただし、発生時刻を使う場合は、端末の時刻が適切に保たれていることが前提です。利用開始前に時刻設定を確認し、一定以上のずれが発生した場合は管理者へ知らせる運用が必要です。 時刻ずれが見つかったときに、記録操作そのものを停止させる方法は慎重に検討します。運搬中に入力できなくなると、記録漏れが増える可能性があります。現場では記録を継続しながら、ずれのあるデータを確認対象として表示する方が運用しやすい場合があります。 基準となる地域設定も統一します。端末の地域設定が変わると、表示時刻だけでなく日付も変わる可能性があります。国内の現場であっても、端末交換や初期化によって異なる設定になることがあるため、現場単位で基準地域を明確にします。 海外案件や複数地域をまたぐ運用では、現場の正式時刻と閲覧者の表示時刻を分けて考える必要があります。管理者が別の地域から閲覧した際に自動変換されても、元の現場時刻と基準地域が確認できる状態にします。 位置情報を利用する場合は、位置と時刻を一体で保存することが重要です。どこで、いつ記録されたのかを確認できれば、日付をまたぐ運搬の信頼性を高められます。 ただし、位置情報が受入先の範囲内に入っただけで、直ちに受入完了と判定する運用には注意が必要です。施設入口を通過しただけで、実際の荷下ろしが終わっていない場合があります。位置、滞在時間、作業者の操作、受入担当者の確認などを組み合わせ、完了条件を決めます。 LRTK Phoneを活用して位置付きの記録を残す場合も、位置情報だけに頼るのではなく、運搬状態や作業時刻と関連付けて管理することが重要です。位置情報は搬出地点や受入地点にいたことを確認する材料になりますが、土量の確定基準や作業日の区切りは、現場の運用に合わせて設定する必要があります。 端末を複数人で共用する場合は、利用者の切り替えも記録します。時刻が正しくても、誰が操作したのか分からなければ、修正時の確認が難しくなります。車両、運転担当者、端末、記録時刻を関連付けることで、深夜帯の入力漏れや重複登録を追跡しやすくなります。

設定4|未完了記録と修正後の再集計ルールを整える

四つ目の設定は、未完了記録の確認方法と、修正後の再集計ルールを整えることです。深夜運搬では、0時時点で到着していない車両や、通信の影響で翌朝に同期される記録があるため、日報作成後にデータが追加される可能性があります。 まず、日報を仮締めと本締めに分ける方法があります。作業日の締め時刻になった時点で、完了済みの運搬と未完了の運搬を確認し、未完了が残っている場合は仮締めとします。その後、最後の車両の到着や同期が確認された段階で本締めを行います。 すべての未完了記録がそろうまで日報を作成できない運用では、提出が遅れる可能性があります。その場合は、確定済み数量と確認中数量を分けて表示します。確定していない数量を推測で補うのではなく、未確定であることを明示する方が安全です。 修正できる項目と権限も決めます。運転担当者は到着記録の追加入力ができる一方、確定済み数量は変更できないようにする方法があります。現場管理者は車両や受入先の誤登録を修正でき、締め済み日報の変更は統括管理者が承認するという役割分担も考えられます。 修正時には、変更後の値だけでなく、変更前の値も保存します。誰が、いつ、どの項目を、何から何へ変更したのかを確認できることが重要です。 たとえば、搬出時刻が翌日0時3分として保存されていた記録を、前日23時58分へ修正した場合、端末時刻のずれ、入力誤り、同期時の不具合など、修正理由も残します。理由が分かれば、単発の入力ミスなのか、設定全体の問題なのかを判断できます。 修正理由を自由記述だけにすると、表現が統一されず、後から傾向を把握しにくくなります。入力漏れ、重複登録、時刻ずれ、車両選択ミス、搬出先変更、数量確定など、代表的な理由を選択し、必要に応じて補足を入力する方法が実務的です。 日報を修正した場合は、旧版を削除せず、新しい版として保存します。すでに関係者へ共有した日報と、現在の画面に表示される数量が異なる場合、旧版が残っていなければ差異を説明できません。 日報ごとに確定日時、版、承認者を記録し、どれが正式な資料であるかを明確にします。変更前後の数量差も確認できれば、協力会社や受入先への説明がしやすくなります。 再集計の範囲は、修正内容に応じて限定します。一件の運搬数量を修正した場合に、過去の全現場を再集計する必要はありません。対象の作業日、現場、車両、受入先、協力会社など、影響する範囲だけを再計算できると確認作業を抑えられます。 一方、締め時刻や数量の確定基準を変更した場合は、多数の記録へ影響する可能性があります。再集計前に対象期間と影響件数を確認し、確定済み資料がある場合は変更前の結果を保存します。 記録を削除する代わりに、無効状態として残す方法も有効です。重複登録を完全に消してしまうと、後からなぜ回数が減ったのか分かりません。無効化した理由と担当者を記録し、通常の集計からは除外しつつ履歴では確認できるようにします。

深夜運搬の集計精度を高める現場運用

設定を整えても、現場での操作が統一されなければ正確な集計はできません。導入時には、現在の運搬業務を時系列で整理する必要があります。 最初に、積込開始、積込完了、搬出、受入先到着、荷下ろし、受入確認、帰着のどの段階で記録するかを決めます。担当者によって記録時点が異なると、運搬時間や待機時間を正しく比較できません。 土量を管理する目的であれば、少なくとも一回の運搬を開始する操作と、受入れを完了する操作を統一します。配車効率も分析する場合は、帰着時刻まで記録します。 現場教育では、複雑なシステムの仕組みをすべて説明する必要はありません。作業者には、自分が行う操作、操作するタイミング、通信圏外時の対応、誤操作時の連絡方法を明確に伝えます。 深夜帯は疲労や視認性の低下により、車両や受入先の選択ミスが起こりやすくなります。画面上の選択肢を必要なものに絞り、当日の配車計画にない車両や受入先を目立たせない工夫が有効です。 入力後に記録が完了したことを分かりやすく表示することも重要です。通信圏外では、端末内に保存されたのか、送信まで完了したのかを区別して表示します。保存済みであれば、送信できていなくても再入力しないように周知します。 交代勤務では、引き継ぎのタイミングに未完了記録を確認します。前の担当者が出発操作を行い、次の担当者が到着確認を行う場合、同じ運搬記録を引き継げる必要があります。 担当者交代のたびに新しい運搬を作成すると、出発記録と到着記録が分かれます。交代時には、走行中、到着待ち、確認待ちの件数を共有し、誰が完了操作を行うかを決めます。 管理者は、総土量だけでなく、未完了件数、重複候補件数、時刻ずれ件数、同期待ち件数も確認します。合計数量が合っていても、修正や未完了が多い状態では、記録品質が安定しているとはいえません。 運用開始後の数週間は、0時前後の記録を重点的に確認します。23時30分から0時30分までの記録を抽出し、出発と到着が正しくひも付いているか、同一車両の重複がないか、時系列が逆転していないかを見ます。 問題が見つかった場合は、作業者の注意不足だけで片付けないことが大切です。操作画面、通知、締め時刻、同期方法、権限設定など、仕組み側で改善できないかを検討します。

月末や年度末をまたぐ運搬で注意したい点

深夜0時をまたぐ運搬の中でも、月末や年度末をまたぐ場合は特に注意が必要です。日次では前日の作業として扱えても、月次の原価計上や協力会社との精算では、翌月分として扱うルールがあるためです。 たとえば、月末日の23時50分に搬出し、翌月1日の0時20分に受入れが完了した運搬を考えます。現場日報では月末日の夜間作業ですが、受入証明は翌月の日付になる可能性があります。 この場合、どちらか一方の日付だけを残すと、別の資料と照合できなくなります。作業日、搬出実日時、受入実日時、社内計上月を区別して保持することが重要です。 月末時点で未完了の運搬がある場合は、確定数量と未確定数量を分けます。翌月に受入数量が確定してから、前月の実績を修正するのか、翌月の差分として処理するのかを社内ルールに合わせて決めます。 締め済みの月次実績を後から変更する場合は、日報と同様に変更前の版を残します。数量が変更された理由、影響する現場、協力会社、受入先を記録し、精算資料との関係を確認します。 年度末では、社内の会計期間だけでなく、工事の出来高確認や契約上の区切りにも影響する可能性があります。作業日を前年度として扱う場合でも、実際の受入れが翌年度である事実は消さずに保持します。 ツールの自動集計だけで処理を完結させるのではなく、月末や年度末に未完了記録を抽出する確認手順を設けます。0時をまたぐ可能性がある最終便について、搬出、到着、数量確定の状態を確認してから締めることが大切です。

土量管理ツールの導入前に行う確認テスト

運搬土量管理ツールを本格導入する前には、実際の深夜運搬を想定したテストを行います。通常の昼間運搬だけを試しても、日付境界の問題は確認できません。 まず、23時台に一回の運搬を開始し、0時を越えてから到着操作を行います。その記録が同一の運搬として表示されるか、設定した作業日へ集計されるかを確認します。 次に、0時時点で走行中の状態を作り、日報を仮締めします。未完了記録が削除されずに残るか、翌日に到着操作を行った後で元の作業日へ反映されるかを確認します。 通信圏外のテストも必要です。通信を切った状態で23時台に記録を保存し、翌朝に通信を回復させます。同期時刻ではなく、元の発生時刻に基づいて作業日が決まるかを確認します。 同じ操作を二回行い、重複候補として確認できるかも試します。自動的に一件が消えるのではなく、管理者が比較して無効化できることが望まれます。 端末時刻を意図的にずらしたテストも有効です。実際の時刻との差が警告されるか、記録自体はどのように保存されるか、修正履歴を残せるかを確認します。 締め済み日報の修正テストでは、一件の数量や到着時刻を変更し、再集計します。旧版の日報が残るか、変更後の版と区別できるか、変更者と理由が記録されるかを確認します。 月末を想定したテストも行います。月末日の23時台に搬出し、翌月1日に受入れを完了させ、日次、月次、受入日別の各集計結果を確認します。 現場ごとに締め時刻を変えられる場合は、異なる締め時刻を設定した複数現場で同じ時間帯の記録を作ります。それぞれの現場で意図した作業日へ集計されるかを確認します。 テスト結果は、合計数量が合っているかだけで判断しません。車両回数、未完了状態、発生時刻、受信時刻、修正履歴、出力データも確認します。画面上では正しく見えても、出力時に暦日へ戻る可能性があるためです。

運搬土量管理ツールを選ぶときの確認項目

深夜0時をまたぐ運搬へ対応できるツールを選ぶには、運用日の設定自由度を確認します。締め時刻を任意に設定できるか、現場ごとに変更できるか、適用開始日を指定できるかが重要です。 次に、一回の運搬を識別できるかを確認します。積込、搬出、到着、受入確認が同じ記録へひも付くこと、日付が変わっても関係が切れないこと、未完了状態を保持できることが必要です。 時刻管理では、発生時刻と受信時刻を分けて保存できるかを見ます。通信圏外で記録しても、元の作業時刻が保持されることが重要です。 端末時刻のずれを検知できるか、基準地域を固定できるか、表示時刻の変換後も元の現場時刻を確認できるかも確認します。 修正管理では、変更前後の値、変更者、変更日時、理由が残ることが必要です。確定済み日報を修正した場合に、旧版を残したまま新版を作成できるかも重要です。 権限設定も確認します。すべての利用者が確定数量や締め時刻を変更できる状態では、集計結果の信頼性を保ちにくくなります。現場担当者、現場管理者、統括管理者など、役割に応じて操作範囲を分けられることが望まれます。 検索と絞り込みでは、作業日だけでなく、実日時、車両、運転担当者、搬出場所、受入先、土砂区分、運搬状態で確認できるかを見ます。 未完了、同期待ち、重複候補、時刻ずれ、数量未確定など、確認が必要な記録を抽出できれば、深夜帯の管理作業を効率化できます。 出力機能では、作業日と実日時の両方が含まれるかを確認します。運搬識別情報が出力されなければ、搬出と受入れを外部で照合する際に同一運搬か判断できません。 現場での入力負担も選定上の重要な要素です。高度な設定があっても、操作が複雑で入力漏れが増えれば正確な管理にはつながりません。 作業者が毎回多数の項目を入力するのではなく、当日の配車や搬出先を事前登録し、現場では少ない操作で記録できる仕組みが適しています。 通信圏外への対応では、端末内へ安全に保存できるか、通信回復後に自動または明確な操作で同期できるか、同期中に重複が発生しないかを確認します。 位置情報を利用する場合は、位置の取得可否だけでなく、どの工程の記録に位置がひも付くかを確認します。位置付き写真や時刻付き記録を活用すれば、搬出地点や受入地点での作業状況を確認しやすくなります。 導入を判断する前に、自社の夜間運搬と同じ条件で試験することが大切です。23時台の搬出、0時台の受入れ、通信圏外、翌朝同期、月末越え、数量修正まで確認すれば、運用開始後の集計トラブルを減らせます。

まとめ|日付ではなく一連の運搬を基準に集計する

深夜0時をまたぐ運搬を正確に集計するためには、暦日の0時だけを基準にデータを分割しないことが重要です。現場にとっての一日は、作業開始から最終車両の受入確認まで続いている場合があります。 一つ目の設定は、現場の稼働に合わせて作業日の締め時刻を決めることです。検索、集計、日報、出力、承認のすべてへ同じ基準を適用し、作業日と実際の記録日時を区別して保持します。 二つ目の設定は、搬出から受入れまでを一つの運搬としてひも付けることです。日付が変わっても同一運搬として追跡し、走行中の記録を未完了状態で保持します。 三つ目の設定は、記録時刻と端末時刻の基準を統一することです。現場で操作した発生時刻と、管理側へ届いた受信時刻を分け、通信圏外で保存された記録も実際の作業時刻で集計します。 四つ目の設定は、未完了記録と修正後の再集計ルールを整えることです。仮締めと本締めを使い分け、変更前後の値、担当者、理由、日報の版を残します。 この4設定を組み合わせれば、23時台に出発して翌日0時台に到着する運搬でも、搬出量、受入量、運搬回数を一つの流れとして確認できます。協力会社別の実績、車両の回転時間、時間帯別の生産性、月次原価も整理しやすくなります。 運搬土量 管理 ツールを比較する際は、単に数量を入力できるかではなく、日付境界を越えても一回の運搬記録が途切れないかを確認してください。位置情報や記録時刻を土量実績と結び付け、深夜帯の運搬履歴を現場で残す方法を検討する際は、LRTK Phoneを活用した管理へつなげることができます。

現場を3Dで残して、あとから測る。
実際の画面と動画で使い方を確認できます。

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